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平成13年6月定例会〈一般質問〉
  「本物の芸術文化に触れる教育」について

【質問】文化は豊かな人間性と創造性を育み、人と人との心のつながりや、相互に理解し尊重し合う土壌を提供するものであることから、地域や学校教育の場において、子どもたちが優れた芸術文化や伝統文化に接し、文化活動に参加できる機会を拡充させる事は、極めて重要であると思います。  
 そこで、文化庁は平成13年度の事業計画に「学校の文化部活動活性化事業」と位置づけ「本物の芸術文化に触れる教育」について推進していこうとしております。  
 この「文化部活動活性化事業」とは、「優れた舞台芸術の公演鑑賞と、児童生徒の共演を実施」また「芸術団体による公演の開催に当たって、事前に専門家による実演指導や鑑賞指導の実施」そして「地域の伝統文化や芸術家、芸術団体の指導者を学校に派遣し、学校の文化部活動の指導」等であります。  
 また、文化庁では、青少年に優れた舞台芸術を鑑賞させ、日頃接することのない公演の舞台裏を見学させる「芸術文化総合体験事業」等の考え方を示しておりますが、本市では「本物の芸術文化に触れる教育」について、これまでどのような取組がされているのか、また、これら文化庁の取組について、本市ではどのように受け止めておられるのか、お聞かせ頂きたいと思います。

【学校教育部長の答え】
「本物の芸術文化に触れる教育」についてお答えします。
 1点目の本市の学校教育における現状でございますが、小学校におきましては、殆どの学校で「本物の芸術文化」に触れさせるために、「芸術鑑賞会」を開催しています。プロの劇団や音楽家による鑑賞会が、年に1回程度ではありますが行われており、各学校では、様々な芸術活動にふれさせる意味から、演劇会と、音楽会を交互に実施している状況でございます。内容も多岐にわたっており、例えば、平成12年度の音楽会の内容を見ますと、オーケストラの演奏、和太鼓、ラテン音楽、パーカッション演奏などであり、演劇の分野では、劇、人形劇、パントマイム、ミュージカル、影絵などとなっております。 中学校では、学校週五日制にむけて授業時数確保の観点から、数年前から「芸術鑑賞会」は少なくなっております。しかし、選択授業の中でプロの演奏家を招いたり、文化祭で人形劇を鑑賞したりしている学校もあります。
 2点目の、文化庁が進めようとしています「文化部活動活性化事業」につきましては、学校の部活動や総合的な学習の時間を活用して、芸術文化・伝統文化にふれ合う機会を充実するとともに、地域の伝統文化の担い手や芸術家による文化部活動への指導を実施するものであると理解しています。  
 このことは、芸術に触れることによって、子どもたちの豊かな心を育むことにもつながると考えております。 現在は、案の段階ですので、具体的な事業が提示された折りには、本市の小中学校に向けて周知し、学校教育に生かすよう指導してまいります。

【再質問】 現在は年1回程度で、学校において、演劇と音楽を交互に鑑賞しているとのことですが、御答弁にもありましたが、文化庁としては、総合的な学習の時間の中で、本物の芸術文化に触れる機会を作ることや、地域の伝統文化の担い手や芸術家による文化部活動への指導者派遣を行うことは、子どもたちの豊かな心を育む上で、極めて効果的であるからこそ打ち出されているものだと思います。  
 そこで、先程の御答弁では、現在は案の段階であるため、具体的なお考えはないようですが、実際に「文化部活動活性化事業」のような取組を本市で実施しようとしたときに、どれだけ実現できるかは大きな疑問が残ります。 
 そこでお尋ねいたしますが、現在本市の中学校文化部活動はどれほど活発に行われているのか、指導者不足という問題は持ち上がっていないのかという点について、当然活発な文化部も有れば、逆の場合もあると思いますので、できるだけ具体的にお聞かせ頂きたいと思います。います。

【学校教育部長の答え】今年5月の調査では、文化部で活動している生徒は約25%で、昨年度とほぼ同様の状況です。これは、昨年度の県平均の約20%を若干上回っていますが、ご指摘のとおり顧問不足の問題は生じてきております。  
 また、学校の小規模化に伴う部員数の減少、教員高齢化や未経験などの理由で、部の数も減少してきており、昨年との比較でも5つの部が無くなっております。  具体的には、すべて、あるいは、ほとんどの学校にある文化部は、ブラスバンド部、美術部、演劇部、科・化学部などで、書道部、囲碁・将棋部、アマチュア無線部等は、1・2校程度にすぎません。 なかでも、特に指導の難しい演劇部やブラスバンド部では、専門家の指導をお願いしたいという要請があることは事実で、実際、ブラスバンド部では、ボランティアとして協力をいただいている例もございます。  
 今後、学校教育の一環として、部活動にご理解とご協力をいただける方々の参加については、導入へ向け積極的に学校に働きかけてまいりたいと考えます。


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