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平成12年6月定例会〈一般質問〉
  「障害者スポーツの振興策について」

【質問】障害者スポーツの振興については、昨年の6月定例会の際に、障害をお持ちの方達も、健常者と同じようにスポーツをして汗をかきたい、健康を増進させたいと考えている方が、大勢おられるのではないかという観点から、いくつかの質問をさせていただきましたが、1年が経過した今、その後の振興策はどのようになっているのか、また、今後どのように進めていくのかについて、改めて質問をさせていただきたいと思います。
 まず、本市にある各スポーツ施設を利用する際に、障害者に対する利用案内等の表示がされていなかった点について、また、利用案内パンフレットにもその点が明記されていない点については、その後どのように対策を講じてこられたのかについて、お聞かせ頂きたいと思います。 次に、障害者の方から、特に利用率が高いと考えられるプールの利用については、障害者の方からの意見を聞きながら反映をさせていきたいとのお答えを頂きましたが、その後、具体的には、どのように対応されてきたのか、お聞かせ頂きたいと思います。と同時に、八部プールにおける障害者の利用状況についてもお聞かせ頂きたいと思います。
 次に、本年度、設立予定である(仮称)藤沢市スポーツ振興財団の準備段階では、障害者の方からも意見を聞きながら積極的に取り組んでおられるように聞いておりますが、具体的には、どのようなご意見が出てきており、それをどのように生かしていく予定なのか、お聞かせ頂きたいと思います。

【市の答え】1点目の体育施設における障害者用案内表示の設置状況及びパンフレット等への表記についてですが、御指摘をいただきました案内表示については、各施設の状況に応じて案内表示を設置してまいりました。今後とも見やすさ、表示場所などを研究しながら設置を進めてまいりたいと考えております。またパンフレットへの表記につきましては、従来の内容では不十分であるとの御指摘もあり、新たに作成する際または新たな組織によって作成する場合など、いずれか早い時期に障害者の御意見をお伺いしながら表記してまいりたいと考えております。  
 2点目の、設備面における障害を持った利用者の方の御意見の反映ですが、昨年6月に改善要望を受け、改善できるものは改善しようということで、一例として八部公園プールでは障害者用駐車スペースの確保、更衣室内のベンチの固定、更衣ロッカーの大型化を図る、入水用車椅子の配置場所など、障害者の方の御意見を取り入れながら安全で使いやすいプールとなるよう工夫してまいりました。他の施設におきましても、今後とも施設の改修、備品の更新時に合わせて使い勝手のよい施設にしてまいりたいと考えております。また八部プールの障害者の利用状況についてのお尋ねでございますが、八部公園プールの利用者のうち障害者及びその付添者の入場者数は前年度約4,650人で、そのうち約3,100人が障害者御本人となっております。  
 3点目の(仮称)藤沢市スポーツ振興財団の設立に向けて、障害者の意見反映についてですが、さきに設立に向けて開催されました設立検討委員会におきまして、障害者スポーツの分野からも委員をお願いし、活発な御意見、御提案をいただいたところです。具体的には、一つ目には、障害を持った方が健常者や高齢者と一緒になって楽しめる事業をしてほしい。二つ目には、会場案内などにおいて障害者に配慮した表示や表現をしてほしい。三つ目には、設備、器具などにおいても利用しやすさを前提に検討してほしい。また四つ目には、太陽の家の体育館での障害者スポーツのノウハウを生かした財団運営をしてほしいというような内容で御意見をいただいています。ここでいただきました御意見や御提案は、今後設立される財団の中で生かしていくとともに、スポーツ振興財団の運営などに対しましても何らかの形で参画をお願いしていく方向で協議を進めてまいりたいと考えております。
【再質問】
特に利用率が高いプールにおける設備等の改善をしていただけることは、大変素晴らしいことですが、やはり、プール内に於いて、いくら健常者と同じように利用することが目標といっても、体にハンディがある方達です。そこには一定の配慮があっても良いのではないかと考えますが、例えば、一定の曜日や時間に限って専用レーンを設けることで、更に障害者のスポーツへの取り組み方が、変わってくると思います。プールの大きさなど施設的に言っても八部のプールならば何とか可能ではないかと思いますが、再度お考えをお聞かせ頂きたいと思います。
 又、スポーツ振興財団の設立に向けて、障害者の意見等を反映させていこうという取り組みは、大いに評価されるものだと思いますが、ただ、一つお聞きしたいのは、障害者スポーツに対する評価の仕方であります。毎年行われる藤沢市スポーツ人の集いでは、多くの選手・団体がその年の成績に対して表彰されておりますが、お聞きしたところ、過去に一度も障害者スポーツの方が、表彰された事がないようであります。市内には、障害者スポーツの大会で優秀な成績を収めている方達が大勢おられることから、今後は、スポーツ振興財団の設立を契機に、障害者スポーツについても、表彰等していくようなお考えはおありになるのかお伺いを致します。

【市の答え】スポーツ施設の運用面、とりわけプールへの障害者専用レーンの設置についてのお尋ねですが、本市のスポーツ施設は障害者の利用を考慮した施設機能を有しながら、健常者の方と一緒に利用できる場として位置づけております。御指摘の専用レーンの設置につきましては、さまざまな障害の種類がありまして、運動能力等に相当の開きがあること、また多くの一般市民も利用されている状況から難しさもあるわけでございますけれども、幸い八部プールにおきましては真ん中2レーンに専用レーン、左右3レーンをフリーレーンにいたしまして、また車椅子が入水できるような機能でもなってございますから、議員が要望されていますような一定の曜日、一定の日を定めながら使用することができるのかできないのか。また利用実態や管理体制を含めて今後研究してまいりたいと思います。  
 次に、大会等で優秀な成績をおさめた場合の表彰についてですが、現在藤沢市体育協会が一定の基準に基づきまして、藤沢スポーツ賞として藤沢のスポーツ人の集いの中で表彰をしております。ここにおいて障害を持った方の表彰については、体育協会の基準や関係機関との調整もございますので、今後この件につきましても研究をさせていただきたいと思います。
【要望】 プールにおける専用レーン設置については、今後研究をして行かれるとのことですが、私は、一度試しにやってみれば答は簡単に出るのではないかと思います。確かに障害者も健常者も区別することなく、同じ市民として利用してもらうという考え方は、有ると思いますが、型にはまりすぎているのではないでしょうか、実際には、障害者の方達は、健常者に遠慮して泳いでいる方が、大勢いることを知っていただきたいと思います。本当の意味でのバリアフリーは何なのか、それは、障害者も健常者も心の中の遠慮を無くすことだと思います。その為にもお互いに遠慮なく泳げる環境を作るという意味で、専用レーンの設置を是非ご検討いただきたいと思います。
  又、障害者スポーツの方の表彰については、体育協会との連携が必要のようですが、既に国の方では、日本体育協会に日本身体障害者スポーツ協会が加盟されたと聞いておりますので、本市でも体育協会並びに身体障害者スポーツの団体と、連携をとりながら検討して行かれることを要望いたします。


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