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平成12年6月定例会〈一般質問〉
  「小学生の体力低下について」

【質問】小学生の体力低下について、お伺いを致します。去る5月25日、6月1日の両日、今年で30回目を向かえる藤沢市立小・養護学校体育大会(写真)が、善行にある県立体育センター陸上競技場で好天の中行われました。参加をしていたのは、藤沢市立小・養護学校の6年生約3400名の児童達でありました。私も5月25日に見学をさせていただきましたが、子供達は大変楽しそうで、100m走などでは、自分たちの学校の選手を大きな声で応援をして、歓声がどこ彼処と上がり大変盛り上がっていました。ある児童に「学校の運動会とこっちとどっちが楽しい」と声をかけたところ、こっちの方が楽しい、という元気な答えが返ってきました。このように、子供達からも指示されているこの大会を、30年間続けてこられた、藤沢市教育委員会並びに藤沢市小学校教育研究会の皆様のご苦労には、心から敬意を表するものであります。
 しかしながら、現在の社会状況に於いては、子供達の体力・運動能力の低下がクローズアップされてきていることも事実です。平成9年、文部省の調査によりますと、10歳児における握力や反復横跳びなどの7種目による体力診断テストでは、男子の背筋力だけが10年前と比較して優れていた他は、全て10年前より劣っているという調査結果が出されました。また、本市の状況としては、調査抽出校の対象校の数に違いはありますが、平成2年と平成11年の6年生で比較してみると、握力で女子の23.0kgが18.2kg、男子の22.6kgが17.7kg、また反復横跳びでは、女子の40.5回が37.5回、男子の43.6回が40.6回、また50m走では、女子の8.9秒が9.3秒、男子の8.8秒が9.2秒へと、それぞれ低下しており、男子のボール投げに至っては、36.2mが26.1mと大きく低下をしております。
 しかしその一方で、体格面では、神奈川県の平均で、女子が身長0.8cm体重0.8kg、男子が身長0.9cm体重1.1kg、それぞれ伸びており、体は大きくなっているが、体力は逆に落ちてきているのが現状です。これらの要因としては、食生活が大きく変わってきたことや、TVゲームなど遊びや生活習慣の変化、あるいは、塾通いなどの受験勉強の影響などが上げられると思いますが、もしこのままの状態が続けば、小児肥満など健康にも影響が出てくることが考えられますが、本市としては、このような状況をどう捉え、今後どのように対応して行かれるお考えなのか、お聞かせ頂きたいと思います。

【市の答え】 1999年度に文部省が新体力テストの抽出調査を行いました。藤沢市内の小学校では4校を抽出校として調査をしております。この4校の結果と1990年の抽出データが残っている市内の1校の結果を比較した結果、当時と種目が変更されているため4種目の比較になりますけれども、本市でもこの9年間で低下傾向にあります。ただ1990年度のデータが1校のみであるため、正確な考察でないことをまず御理解いただきたいと思いますが、子どもの体力の低下は、その背景に身体的な活動を伴わない屋内での遊びの増加や、放課後の習い事など実生活そのものの変化があると考えます。学校では縄跳び励み表をつくり、授業以外の時間に体力づくりに取り組んだり、休み時間に体育用具を貸し出したり、児童が運動しやすい環境をつくるなどの工夫をしております。
 教育委員会といたしましては、授業において体力の向上を目指すことはもちろんのこと、スポーツの楽しさを味わうこと、生涯にわたって運動に親しむための基礎づくりや意識づくりなどについて学校に指導したいと考えております。また、さまざまな場面で児童一人一人に自分の健康についての意識を持たせるとともに、日常生活における運動の大切さを指導していくよう働きかけていきたいと考えております
【再質問】
学校に於いては休み時間に体育用具を貸し出したり、児童が運動しやすい環境を作るなど、いろいろと努力されていることについては、理解いたします。又、先程紹介したデータについて、平成2年のデータが1校のみであったために、正確な比較にならないという点についても理解を致しますが、今後は、比較検討できるデータを取り残していかれるようにしていただきたいと思います。
  と同時に、御答弁の中では、日常生活における運動の大切さを指導していくよう働きかけていきたいと有りますが、各家庭に対しても、ご自分のお子さんの体力テストの結果について、学校平均や他市及び県平均などと比較できるものを、可能な限り配布するような工夫は出来ないでしょうか、再度お尋ねを致します。

【市の答え】 体力テストの結果につきましてお答えをいたします。平成11年度の抽出の調査校4校のデータがございます。それをもとにしまして藤沢の状況をまとめて、各学校に情報提供していきたいと考えます。各学校では、既に配布してあります国・県の結果と合わせて、それを参考にしながら子どもへの体力づくり、それから家庭への働きかけというようなことで、さまざま活用していただければと思っております。  


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