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平成27年6月定例会〈一般質問〉
  「自転車シェアリング」について

【質問】 「ふじさわサイクルプラン」では、市民や来街者が自転車利用しやすい環境づくりとして、公共交通機関などとの連携を図りながら、自転車利用の促進に向けた取組みを検討するとして、「レンタサイクル」の検討が位置づけられておりますが、これまでの検討状況につてお聞かせを下さい。

【答弁】 まず、レンタサイクルの検討内容でございますが、江の島を含めた湘南海岸沿岸の鉄道駅や観光施設周辺において、自転車で回遊しやすい環境を整備するため、施設の設置場所や料金の支払いシステムなどについて検討を行うものでございます。  

  次に、これまでの検討状況でございますが、全国における先進事例や横浜市の「ベイバイク」などについて情報収集等を行っており、本市において最適となる事業スキーム等について研究を進めているところでございます。

【質問】レンタサイクルについては、江の島を含めた湘南海岸沿いでの実施に向けて、全国における先進事例など情報収集を行っているという事でありました。

 そこで、全国的にも成功例が少ないと言われているレンタサイクル事業に於いて、数少ない成功例として、金沢市におけるレンタルサイクルシステムがあります。(※写真)

 これは、市内中心部の18カ所に貸し出し・返却拠点としての「サイクルポート」を設置し、観光客や市民らへのレンタサイクル事業の「まちのり」という自転車シェアリングシステムを2012年からスタートさせています。 そして、今年の4月には「まちのり」の利用回数が、前年度比4割増の13万885回となり過去最高を更新して、北陸新幹線が開業した3月14日から同31日までの利用回数も1万7224回で、前年同期の3倍に伸びているという報道もありました。

 そこで、本市として金沢市のレンタサイクル事業である、自転車シェアリング「まちのり」について、どのように評価分析をされているのかお聞かせを下さい。

【答弁】 金沢市は、市内中心部に観光名所や商業施設がまとまっていることから、「観光」「買い物などの生活利用」「企業における業務利用」など多様な目的で利用されており、シェアリングシステム機能として成功しております。

 一方、本市におけるシェアリングシステムは、片瀬・江の島周辺の観光が重要なことから、その周辺及びJR以南の平坦な地域での取り組みとして研究しており、金沢市とは利用環境が異なるところですが、公設民営型の事業スキームや、無人管理を活用した運営方式など、参考になる点もございます。

 本市の交通事情、地形、観光需要などを十分踏まえ、さらに研究を進めてまいりたいと考えております。

【質問】 「本市の交通事情や観光需要などを充分踏まえ、さらに研究を進めていきたい」という事でありましたが、観光という観点から、川越市では、市内の「サイクルポート」で借りた自転車を目的地近くの同ポートに返却できる「自転車シェアリング」を導入しており、同じシステムで実施している金沢市との相互利用ができるよう、いずれかの市でICカードやパスワードを持っていれば、両市での手続きの必要もなく、そのままサイクルポートで自転車を借りることができる相互利用の連携システムをスタートさせています。

 これにより、観光地の名所巡りの利便性を向上させるとともに、相互の市民が交流を深め、両市の活性化を図るのが狙いだと聞いておりますが、本市としてもこのような観光需要を見据えた取り組みとして、また、2020年の東京オリンピックにむけて、セーリング競技の会場として決定したことを受け、金沢市、川越市のようなレンタサイクルの連携等についても検討してみる価値があると考えますが、ご見解をお聞かせ下さい。

【答弁】 本市における「レンタサイクル」は、片瀬・江の島を中心とした湘南海岸沿岸について検討を進めることから、茅ヶ崎市など近隣市との連携の可能性について、研究を始めたところでございます。

 また、このようなレンタサイクルの連携につきましては、利用者の登録方法や、運用システムなど利用環境の互換性や、連携した場合における効果、課題等について検証が必要であることから、引き続き、研究を深めてまいりたいと考えております。

【質問】 レンタサイクルについては「引き続き研究を深めていく」という事で、特にオリンピック会場となった江の島へのアクセス等を含めた具体的な自転車施策についてのご答弁はありませんでしたが、昨今の本市を取り巻く環境からすれば、自転車利用の促進に向けて、もう少しスピード感をもって取り組む必要があると思っています。

 そこで、今回の質問では、ふじさわサイクルプランに基づく本市の取り組みについてお尋ねをしてきた訳でですが、そもそも、本市の道路行政における自転車施策については、自転車利用を促進するという視点にあまり着目せず、必要に応じて道路整備を行ってきたことから、自転車・歩行者が安全に安心して通行できる環境へ見直すための基本方針として「ふじさわサイクルプラン」が平成26年3月に策定され、今後10年間で取り組む、中短期での自転車施策の方向性が示されたことを受け、昨年9月定例会でも一般質問をさせていただきました。

 そこで、今回改めて質問させて頂いたのは、なんと言っても6月に改正された道路交通法における自転車運転の取り締まりを強化する点にあります。先ほどのご答弁にもあったように、今回の法改正を受けて市民の反応も様々ですが、法改正に順応できる自転車走行空間の整備に向けた市民の期待は大変大きいものがあります。

 取り分け、危険防止にむけて逆走を防ぐためにも、矢羽根の整備は喫緊の課題であると思います。 また、これらの取り組みは、国道、県道における対応も加速させる必要があり、そういった意味では、2020年の東京オリンピックのセーリング競技会場に江の島が決まったことからも、国、県と強調しながら早急に取り組むべき問題であると考えます。

 そこで、これまで前向きに取り組まれてきた担当部署のご努力には敬意を表しつつ、今申し上げたような、道路交通法の改正やオリンピック競技会場としての環境整備面からも、自転車走行空間の整備に向けて、今まで以上にスピード感をもって、前倒してでも取り組むべき課題であると考えますが、このような観点にたって、「ふじさわサイクルプラン」の推進について、最後に理事者のご見解をお聞かせください。

【答弁】藤沢市の自転車施策全般の推進につきましては、昨年3月に策定いたしました、「ふじさわサイクルプラン」のなかで、自転車が地球環境や健康増進に繋がるもっとも身近な交通手段として、幅広い年齢層の方々が安全で快適に利用できることを目指し、様々な「自転車利用環境作り」に取り組むことを明確にいたしました。

 その中で、自転車の走行空間につきましては、平成 24年度に国が策定した「自転車利用環境のガイドライン」にもとづき一定のルールをとりまとめ、整備を進めているところでございます。

 先ほども答弁させていただきましたとおり、市施工として「初」の自転車専用通行帯を「中学通り線」に設置させていただき、自転車、歩行者の安全性確保に向け、さらに歩みを進めさせていただきましたが、今後も、自転車の走行位置を示す「矢羽根」標示を含め、自転車走行空間の整備とネットワークの拡大に取り組んでまいりたいと考えております。

 また、本市は、日本有数の観光地である「江の島」や「湘南海岸」をもつ都市として、交通施策の重要性はますます高くなると考えており、加えて2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックのセーリング競技会場が江の島に決定しましたことで、より多くの来訪者が想定されますことから、自転車を含めた交通対策について、様々な課題の解決に向け、国や神奈川県、関係機関ともこれまで以上に協議・連携が必要と考えております。

 いずれにいたしましても、本市の自転車の環境整備は、自転車利用者が増える中、環境面、安全面、観光振興などにも大きく寄与する事業と認識しておりますので、今後も様々な課題解決に向け前向きに取り組みを進め、効果的かつ着実に取り組んでまいります。

 


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