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平成26年6月定例会〈一般質問〉
  市民参加型の「省エネキャンペーン」の実施について

【質問】 まず、昨年9月議会でも確認をしましたが、「エアコンの温度設定」や「こまめな消灯」など家庭の中でできる省エネ行動を確認できるツールである「エコライフチェック」については、平成23年度からを計画期間とする現行の地球温暖化対策実行計画の中で,アクセス件数の目標を年間1,000件としており、目標に対する進捗状況としては、平成23年度が年間1,029件、平成24年度が年間679件と減少したことから、これまで以上にPRを図り、年間1,000件の目標達成に向け取り組んでいきたいというご答弁でありましたが、まず平成25年度の状況はどのようになっているのかお聞かせをください。

【答弁】 「エコライフチェック」につきましては、『藤沢市地球温暖化対策実行計画』の中で、アクセス件数の目標を年間1,000件と設定しております。  

 平成24年度は679件と目標に達しなかったことから、平成25年度については、環境イベントや駅頭キャンペーンなどでPRに努めた結果、アクセス数は1,112件となり、目標を達成することができました。今年度も、目標達成に向け、引き続き取り組んでまいります。

【質問】 平成25年度は目標達成することが出来たということで、「エコライフチェック」は、藤沢市地球温暖化対策実行計画の重点プログラムの、いの一番に位置づけられていますが、このような家庭における実践プロジェクトの重要性とその効果について、どのように認識されているのかお聞かせを下さい。

【答弁】 『藤沢市地球温暖化対策実行計画』では、本市における温室効果ガスの排出量を、2022年度(平成34年度)までに、1990年度(平成2年度)比で40%削減することを目標としております。  

 本市の温室効果ガスの排出量については、基準年度の 1990年度と比べると、全体としては減少傾向にありますが、家庭部門については、やや増加する状況にございます。  

 こうした状況から、温室効果ガスを削減し、地球温暖化を防止するためには、家庭において、冷暖房の温度設定の見直しや、こまめな消灯などの「基礎的取組」を、日常生活の中で実践することが大変重要であると考えております。  

 「エコライフチェック」は、日常生活の中で、誰もが無理なく簡単に取り組める項目や、取り組んだ場合の CO2の削減量や節約金額などを、わかりやすく表示していることから、この家庭における「基礎的取組」の推進を更に図るための、実効性のあるツールであると考えております。

【質問】 「家庭における取組を推進するため、実効性のあるツールである」という事でありますが、「エコライフチェック」は、環境ポータルサイト「ふじさわエコ日和」の中に掲載され、市民に取り組んでもらう仕組みになっていますが、私も「ふじさわエコ日和」を時々のぞきますが、確かにエコライフチェックのバナーが置かれてはいますが、それが何を意味するものかはよく分かりませんし、エコライフチェックに参加してもらおうという積極的な呼び掛けも無いという状態であります。 そこで、今後の目標達成に向けても、もう少し工夫する必要があると考えますがいかがでしょうか。

【答弁】 「ふじさわエコ日和」は、藤沢市の環境ポータルサイトとして、平成21年度から運用を開始し、現在は NPO法人との協働で、運営を行っております。  

 運用を開始して5年を経過したこともあり、内容をより分かりやすくするために、トップページのレイアウト変更を秋頃までに行う予定でおります。  

 レイアウト変更を行うに当たっては、トップページから「エコライフチェック」のみならず、様々なコンテンツに目が行くような工夫や、「エコライフチェック」につきましても、その内容が一目で分かり、積極的に参加しようとする意欲が働き、その効果が実感できるような仕組みを、NPO法人と協働で構築してまいりたいと考えております。

【意見・要望】

【質問】 「ふじさわエコ日和」のレイアウトを変更してという事でありましたが、私は、「ふじさわエコ日和」のフェイスブックもフォローしていますので、随時、情報が配信されてきます。そこで、もっとフェイスブックを活用して情報発信していくことも有効だと考えますが、とりわけエコライフチェックに関する情報を発信していくような仕組みも効果的ではないかと考えますが如何でしょうか。

【答弁】 「ふじさわエコ日和」のフェイスブックにつきましては、「ふじさわエコ日和」の中のコンテンツである「エコ日記」を更新した際、更新した内容をフェイスブックページに掲載するなど、これまで積極的な情報発信を行ってまいりました。  今後は、「エコライフチェック」に関する情報も積極的に取り入れ、例えば、家庭における省エネ活動などの情報を掲載した際には、その文章の先に「エコライフチェック」のリンクを貼り、読者を「エコライフチェック」へ誘導するなど、より効果的な情報発信ができるよう、努めてまいりたいと考えております。

【質問】 私も今回、改めてこの「エコライフチェック」を行ってみました。結果は15の質問に対して○が11個ということで「地球環境と家計に貢献している立派な方です」という大変ありがたい評価を頂きました。ただ、これだけの話でありまして、達成感や面白みはあまり感じないなと言うのが正直な印象であります。

 そこで、以前から申し上げているように、何らかのインセンティブを設けた「市民参加型の省エネキャンペーン」として実施することが効果的ではないかと考えますが、この件については2月の代表質問に対し、「このシステムを活用してインセンティブを付加する省エネキャンペーンを実施する場合には、個人登録や参加者ごとの取組状況を把握するために、ID・パスワードを設定・管理しなければならないなど、システムを改修する必要があり、さらには、実施効果の把握が難しいといった課題もあることから、インセンティブを設定した市民参加型の省エネキャンペーンの手法について、どのような形で実施できるのか検討してまいりたい」というご答弁でありました。

 そこでまず、基本的に市民参加型の省エネキャンペーンを実施する方向で検討がなされているのかお聞かせ頂きたいと思います。

【答弁】 「インセンティブを設けた市民参加型の省エネキャンペーン」についてですが、2013年11月の「第18回ふじさわ環境フェア」、同年12月及び2014年2月の「藤沢市きれいで住みよい環境づくり条例」キャンペーンなどにおきまして、「エコライフチェック」シートを活用し、参加者に景品をお渡しする「省エネキャンペーン」を実施してまいりました。  

 また、平成23年度から3ヶ年に渡り、参加者に半年間、毎月「環境家計簿」と「省エネ取り組みチェック」などを提出していただき、景品をお渡しする「環境モニター制度」を進めてまいりましたが、毎月の記入の負担感などから、参加者が当初と比べると減少するなどの課題もございました。  

 そこで、「インセンティブを設けた市民参加型の省エネの取組み」につきましては、これまでの実践結果も踏まえ、インセンティブの設け方や省エネキャンペーンの手法などについて、継続して検討してまいりたいと考えております。

【質問】 「継続して検討してまいりたい」ということでありますが、ここで、先進的な他市の取り組みについて紹介をしたいと思いますが、つくば市では、2030年までに市民一人当たりCO2排出量50%削減を目指す「つくば環境スタイル」の実現に向けて、つくば環境スタイルサポーターズ会員を募集し、個人会員を対象としたポイント制度を今年の4月からスタートさせています。

 同サポーターズは地球温暖化防止や環境保全のためのさまざまな取り組みを気軽に無理せずみんなで楽しく活動していくことを目的に2012年に設立されており、対象は個人会員が10歳以上でつくば市在住の人、またはつくばが好きな人や通勤・通学している人、会員が市内の学校や事業所、各団体、つくば環境スタイルの施策に関係する市外の事業所などで、現在5000人以上の個人会員と200を超える事業所が参加をしています。

 そこで、このサポーターズになると市からサポーターズニュースやEメールで環境に関する情報が届くほか、筑波山自然環境教育事業やエコクッキングなどのイベントや実証実験に参加することができ、その際、ポイントが貸与されます。 入会費・年会費は無料となっており、入会者にはICカード型の会員証が発行され、貯まったポイント数に応じてエコ商品等と交換できるもので、非常に実用性も高く参加しやすいキャンペーンと言えます。

 そこでまず、このつくば市の取り組みについてどのように評価しておられるのか、ご見解をお聞かせ下さい。

【答弁】 「つくば環境スタイルサポーターズ」は、2012年3月に、CO2の削減と低炭素社会を目指し発足した、市民・企業等・大学・行政などで構成する組織でございますが、2014年4月からは、個人会員を対象に、 ICカードを利用したポイント制度が始まり、市が提案・提供する「会員限定エコクッキング」や「エコプロダクツ展 見学会」などのプログラムに参加することで、ポイントが貯められ、貯めたポイントは、2015年2月頃に、市が用意するエコグッズと交換する予定になっております。  

 こうした、つくば市の取組みは、サポーターズとして登録の後、エコプログラムに参加し、ポイントが付与されるという一連の流れの中で、環境意識が向上する取組みの一つであると考えております。

【質問】 つくば市の取組は「環境意識が向上する取り組みの一つである」という事でありますが、本市では「インセンティブを付加する省エネキャンペーンを実施する場合には、個人登録や参加者ごとの取組状況を把握するために、ID・パスワードを設定・管理しなければならない」ことが課題と言われていますが、つくば市のように、やる気さえあれば課題解決は可能であると考えますが、ご見解をお聞かせ下さい。

【答弁】 先ほども、答弁させていただきましたとおり、「インセンティブを設けた市民参加型の省エネキャンペーン」につきましては、これまで環境イベント等で「エコライフチェック」シートに直接記載して参加していただく方式で実施してまいりましたが、インターネット上でのインセンティブ付与の手法や課題を整理した上で、「エコライフチェック」のリニューアルも視野に、市民が家庭で積極的にエコライフが実践できるような仕組みづくりを、検討してまいりたいと考えております。

【質問】 市民参加型の省エネキャンペーンについては、これまでも一般質問や代表質問を通して取り上げてきましたが、先ほどのご答弁、そして今のご答弁でも、ずーと一貫して「継続して検討してまいりたい」というご答弁が繰り返されてきたわけでありますが、果たしていつまでに結論を出すのか、具体的な検討期間のお考えについてお聞かせ下さい。 

【答弁】 「インセンティブを設けた市民参加型の省エネキャンペーン」について、具体的に結論を出す時期でございますが、現在、「現行のシステムに、ID・パスワードを設定し、インセンティブを管理する手法」や、「環境イベントの参加者にインセンティブを設ける手法」、「インターネット上で学習できる仕組みである「e-ラーニング」を用いて、受講の終了時にインセンティブを付与する手法」など、様々な手法を検討しており、どのような方法で実施すれば参加者が増え、また、効果が実感できるのかということにつきましても、「ふじさわエコ日和」の運営を行っているNPO法人と、実施に向けた詳細な協議を行っているところでございますので、これらの結果をもとに、今年度中に一定の方向性を出してまいりたいと考えております。

【意見・要望】 実施について、「今年度中に一定の方向性を出していく」という事でありましたが、課題面である「ID・パスワードの設定と管理や実施効果の把握」について、今回参考として取り上げたつくば市の環境都市推進課にもお話を伺いましたが、「つくば環境スタイルサポーターズ」の入会者にはICカード型の会員証が発行されますが、特にIDやパスワードの設定はしておらず、庁内の端末で管理しているそうであります。

 そこで、特徴的なのが、既存のSuicaやPASMOでもポイントを貯めることが出来るよう設定がされていることで、これによって多くの方が参加しやすい環境をつくろうとしています。

 大事なことは、設定や管理では無くて、いかに参加者を増やすと言うことが大きなテーマであるとお聞きをしました。

 また、財政的にも、入会者への記念品やポイント交換用のエコグッズの経費として約76万円程を計上されているとの事で、それほど大きな財政的負担を伴わずに実施することも十分可能だと考えますので、今年度中に一定の方向性を出される事になりますが、是非、新年度から、本市独自の「市民参加型の省エネキャンペーン」として実施が出来るよう、積極的に取り組まれることを要望して、私の一般質問を終わります。


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