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平成25年12月定例会〈一般質問〉
  「障がい者スポーツ団体の組織化」について

【質問】この件については、平成21年9月議会の一般質問で取り上げて以来、約4年ぶりに質問を致しますが、ハッキリ申し上げて、この間あまり進展しているようには感じられません。

 そこで、「ふじさわスポーツ元気プラン2020」では、スポーツ関係団体等の育成と活動の充実について、障がいのある方がスポーツを行うための環境整備や支援を目的として、「障がい者スポーツ関係団体の組織整備」が掲げられており、「ふじさわスポーツ元気プラン」を改定するにあたり、平成21年9月定例会の一般質問では、「障害者スポーツ団体の組織化に向けては、今後、 障害福祉課や藤沢市スポーツ振興財団等関係団体との協議・調整を行ってまいりたい」とご答弁をされています。

 そこでまず、本市における障がい者スポーツ団体の現状(団体名・協議会等)はどのよう状況にあるのかお聞かせ下さい。

【生涯学習部長答弁】市内の障がい者スポーツ団体の現状ですが、「太陽の家」の利用者登録をしている団体としては、バスケットボール5団体、ローリングバレーボール2団体、バドミントン1団体、卓球1団体、サウンドテーブルテニス1団体、アーチェリー1団体、及び体育・レクリエーション等17団体で総計28団体が登録し、太陽の家を中心に活動しております。

 また、競技大会については、神奈川県障害者スポーツ大会、神奈川県ゆうあいピック大会や神奈川県ローリングバレーボール大会が開催されており、本市の障がい者の方々も参加者して活躍されていると伺っております 。

【質問】競技団体及び体育・レクレーション団体等で28団体が登録され、競技大会にも本市の障がい者の方々も参加して活躍されているとご答弁が有りましたが、、障がい者スポーツを普及促進させるには、指導者の育成が重要だと考えますが、本市における障がい者スポーツ指導者の現状と育成に向けた取組についてお聞かせ下さい。

【生涯学習部長答弁】 スポーツ指導者につきましては、幅広い知識とスキルが必要であり、スポーツ推進委員や財団職員などに対して、各種の研修事業や認定講習会への参加を促しておりますが、このような指導者が、障がい者スポーツに対する理解と知識をさらに習得することで、本市のスポーツ指導者全体の資質向上につながるものと考えております。

 しかしながら、障がい者スポーツに関しての専門的な知識を得ている指導者が不足しており、スポーツノーマライゼーション事業を推進するためには、さらに障がい者スポーツの指導者育成が必要なことから、スポーツサポーターバンク登録者やユニバーサルスポーツに興味のある市民を対象として、ユニバーサルスポーツサポーター養成講習会を開催し、指導者の育成を図っているところでございます。

 なお、現在、障がい者スポーツ指導者として、(公財)藤沢市みらい創造財団の職員に、(公財)日本障害者スポーツ協会が認定する公認初級スポーツ指導員の登録者が3名、特定非営利活動法人ユニバーサルイベント協会が認定するユニバーサルスポーツ・コーディネーターの資格を有する者が1名おります 。
【質問】 本市として障がい者スポーツ指導者の育成に積極的に取り組まれてきたことは、高く評価されるものだと考えておりますが、先ほども触れたように、「障害者スポーツ団体の組織化に向けては、今後、 障害福祉課や藤沢市スポーツ振興財団等関係団体との協議・調整を行ってまいりたい」という方針でしたが、これまでどのような協議等が行われてきたのかお聞かせ頂きたいと思います。

【生涯学習部長答弁】これまでの協議状況ですが、市としては、平成24年度に障がい者スポーツ団体及びボランティアの方々との話し合いの場を持ちまして、各団体からのご意見をお聞きするとともに情報交換を行ってまいりました。

 その中では、障がい者スポーツ団体の組織化に向けての積極的なご意見はございませんでしたが、主な意見としまして、太陽の家や財団などが行っている教室や事業をもっと紹介して欲しい、太陽の家などで活動しているサークルの情報発信をして欲しい、などの意見が出ておりました 。

【質問】平成24年度に障がい者スポーツ団体及びボランティアの方々との話し合いの場を持ったという事でしたが、組織化に向けた解決すべき課題等をどのように捉え、課題解決に向けて取り組まれてきたのか、改めてお聞かせ頂きたいと思います。
【生涯学習部長答弁】組織化に向けた課題についてでございますが、まず、第1の課題といたしまして、組織化にあたりましては、当事者となる障がい者の方々の自発的な盛り上がりが重要であり、組織を担う中心的人物や、それを支える人たちが必要となりますが障がい者スポーツを行う人やその支援者が少ないため、そういった核となる人たちがいないということが、大きな課題でございます。 そのため、第2の課題といたしまして、当事者ニーズがまとまっておらず、「どういった組織」にするかが、明確になっていないことでございます。

 本市といたしましては、障がい者の方々がスポーツに親しむことは、大切なことと考えておりますので、これまで、課題解決に向けて、財団においてスポーツノーマライゼーション事業を定例的に実施し、障がい者スポーツの愛好者と、理解者・協力者の育成を図るとともに、障がい者のスポーツ団体との意見交換などを実施し、障がい者の方々のスポーツに関するニーズ把握に努めてまいりました 。

【質問】障がい者スポーツ団体の組織化に向けた課題等についてご答弁頂きましたが、障がい者スポーツ団体の育成については、平成15年度に策定された「ふじさわスポーツ元気プラン」にも位置づけられており、現在の計画に引き継ぐ形で「ふじさわスポーツ元気プラン2020」に、「スポーツノーマライゼーションを推進するためには、スポーツ活動の母体となる団体の組織整備が大切な要件であり、今後は種目を超えた障がい者スポーツ団体の組織整備に取り組む必要がある」とハッキリ明記された訳であります。

 そこで、改めてお聞きを致しますが、本市として障がい者スポーツ団体の組織化に向けたお考えをお聞かせ頂きたいと思います。
【生涯学習部長答弁】本市といたしましては、これまで、『「スポーツノーマライゼーション」を推進するためには、スポーツ活動の母体となる団体の組織整備が大切な要件であり、今後は種目を超えた障がい者スポーツ団体の組織化に取り組む必要がある』と考えていたことから、過去の定例会におきまして、障がい者スポーツ団体の組織化に向けて支援を検討していく旨の答弁をさせていただいておりました。

 この間、障がい者の方々や活動を支えるボランティアの方々と話し合いをする中、先ほども答弁しましたとおり、当事者の方々の自発的な盛り上がりが見受けられなかったこと、さらに、健常者と同じフィールドで競技をすることが楽しい。財団が行っているスポーツノーマライゼーション事業は県内でも珍しい取り組みであるため、大変ありがたく思っている。などといった意見や感想が障がい者の方から寄せられていることを考慮し、障がい者スポーツ団体の組織化を急ぐのではなく、スポーツノーマライゼーション事業を推進してまいりました。

 本市といたしましては、今後も障がい者の方々のニーズに的確に対応し、組織化への気運が高まった際には、スポーツ推進課が所管となり、組織化へ向けての支援・アドバイスを行ってまいりますので、よろしくご理解くださいますようお願いいたします 。

【質問】今のご答弁を聞いていると、ハッキリ言って組織化に向けては一歩前進と言うより後退したように思います。

 特に、「当事者の方々の自発的な盛り上がりが見受けられない」とか「障がい者の方々に組織化への気運が高まった際には、組織化に向けて支援・アドバイスを行っていく」という姿勢は、どこか人任せに聞こえて、非常に消極的だと言わざる終えません。

 そこで、何度も言っているように2020年には東京パラリンピックも開催される中、障がい者スポーツへの注目が高まる事は間違いないわけでありますが、本市としては今後、障がい者スポーツの振興について、どのように位置づけ、取り組んでいくお考えかお聞かせ頂きたいと思います。
【生涯学習部長答弁】東京パラリンピックの開催は、本市においてもバリアフリーのまちづくり、人権、教育など障がい者スポーツを意識した取り組みを行う、絶好の機会であると認識しております。

 まずは、障がい者の方々が希望しております、障がい者が参加しやすい教室やスポーツ事業など、地道な取り組みを継続実施するとともに、障がいの有無に関係なく同じフィールド内で誰でもが参加でき、親しめるスポーツの振興に努めてまいります。

 本市といたしましては、障がい者が、よりスポーツに親しめる環境を作っていくことは、生涯学習推進の一翼を担うものと位置づけておりますことから、障がい者のニーズや要望を良く聞きながら、障がい者の方々が楽しく安全にスポーツができるように、スポーツノーマライゼーションを更に進めてまいります。

 また、障がい者スポーツ団体の組織化への気運を的確に捉えられるように来年度から、定期的な意見交換の場を設置するなど、障がい者の方々の意見を充分踏まえながら、スポーツを推進する部局として、障がい者が活動しやすい環境づくりや、組織化へ向けての支援に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解くださいますようお願いいたします 。

【要望】 「障がい者スポーツ団体の組織化への機運を的確に捉えられるように来年度から、定期的な意見交換の場を設置するなど、組織化に向けての支援に取り組んでまいりたい」というご答弁でしたが、障がい者スポーツの組織化に向けた課題について、第一に「組織を担う中心的人物や核となる人たちがいないこと」、第二に「どういった組織にするかが明確になっていない」ということを挙げておられました。

 であるならば、そういった課題解決に向けて市は何をされてきたのかと言えば、「障がい福祉課」と「スポーツ推進課」がお互いに顔を見合わせて様子を見ているだけという、極めて消極的な姿勢であったと言わざる終えません。

  今回のご答弁において、今後はスポーツ推進課が所管課となって取り組まれるという見解が示されましたが、障がい者の方々に組織化についてのノウハウが無いのであれば、そこをフォーローしてより良い組織としての方向性を示しながら、組織化に向けて盛り上げていくのが「スポーツ推進課」に求められていると思います。

 決して、「スポーツの推進課」は「スポーツ推進審議会」や「みらい創造財団」の事務局ではないという事をしっかり自覚して頂いて、積極的な姿勢を持って頂き藤沢市の障がい者スポーツの振興に向けて取り組まれるよう要望します。


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