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平成22年12月定例会〈一般質問〉
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都市計画道路の整備「」について | |
【質問】都市計画道路については、今定例会において「都市計画道路の見直し」について報告がなされ、個別の路線について「存続」、「廃止」の方針及び、今後のまちづくりにおいて必要とされる道路の「追加」の方針等について説明がありましたが、ここでは、現行計画の「藤沢石川線」「善行長後線」「藤沢駅辻堂駅線」の3路線について今後の整備方針などについてお尋ねしたいと思います。 まず、 藤沢石川線についてでありますが、現在、本町工区においては、小田急線沿いの本藤沢7丁目緑の広場付近まで整備が進んでいるようですが、今後残された区間の整備見通しについてお聞かせいただきたい。 【土木部長答弁】藤沢石川線本町工区につきましては、第142号緑の広場から三共自動車学校までの約430mを第1工区、三共自動車学校から藤沢バイパスまでの約140mを第2工区、藤沢バイパスから県道藤沢厚木線までの約360mを第3工区として、これまで整備を進めており、第1工区につきましては、本年10月で概ね完了しております。 現在の第2,第3工区の用地取得率は約80%であり、今後につきましては、残る事業用地の取得に向けて、地権者との折衝を行って参りたいと考えております。 また、小田急江ノ島線藤沢本町駅周辺につきましては、駅舎の橋上化や、隣接する駐輪場を含む道路構造物、及び伊勢山緑地の法面保護の工法検討などの課題はありますが、事業の早期完了に向けて取り組んで参りたいと考えております。
【土木部長答弁】ご質問の石名坂立石線以南の区間につきましては、現在整備中であります本藤沢7丁目第142号緑の広場から、県道藤沢厚木線までの区間を完了させ、その次に整備する区間ととらえておりますが、議員ご指摘の通り、善行大橋交差点は5叉路という変則的な交差点であります。 また、本地域は、地形上の問題や住宅が密集している状況などから、今後の道路整備につきましては、土地利用や周辺環境、また、地元の方々のご意見などにも十分に配慮したなかで、進めていきたいと考えております。 【質問】善行大橋交差点付近については、本藤沢7丁目緑の広場から、藤沢厚木線までの区間を完了させた後に整備する区間という事でしたが、本町工区の整備完了の見通しが立たない中で、善行大橋付近の皆さんには、いろんな情報が輻輳することから、憶測が憶測を呼ぶなど、非常に暮らしにくい環境が続いているわけですが、地元住民の皆さんへの説明の機会をきちんと設けるべきだと考えますが如何でしょうか。 【土木部長答弁】これまで、本路線を整備していくなかで、第142号緑の広場から県道藤沢厚木線までの区間を、先行して整備する方針であることは、すでにご説明させていただいておりますが、石名坂立石線以南の区間の整備に際しては、計画策定の早い段階から、自治会などをはじめとする地域の方々へ、ご説明して参りたいと考えております。 【質問】次に、善行長後線についてでありますが、善行長後線の六会校区における未整備区間としては、菖蒲沢戸塚線から湘南台地区にぬける間にはゴルフパークがあり、この区間が整備の課題となっていると思いますが、善行長後線と菖蒲沢戸塚線の全面供用開通にむけた見通しについてお聞かせいただきたい。 【土木部長答弁】善行長後線(六会工区)は、平成22年3月に県道菖蒲沢戸塚線まで街路整備は完了しており、国道467号を補完する市内南北交通路線として、又、鉄道駅へのアクセス性向上のためにも、この区間の整備は、今後の最重要課題であると考えており、これまで地権者との交渉を継続的に行っているところであります。 ゴルフ練習場は広大な敷地を要することから、移転地の確保など課題はございますが、早期完成に向けて今後も努力して参ります。
【土木部長答弁】善行長後線六会工区につきましては、開通に合わせて信号機設置を含めた交差点協議をして参りましたが、本年3月の整備完了時点では、交通安全上の観点から、交通開放には至りませんでした。 このような中で、六会小学校への児童の通学経路につきましては、善行長後線の一部を利用することで、暫定的ではありますが、不動前交差点から六会小学校までの間は、安全に通行出来る空間を確保したところでございます。 なお、神奈川県藤沢土木事務所に県道菖蒲沢戸塚線への歩道設置を要請しているところであり、現在の状況としましては、測量調査に着手しており、引き続き設計に取りかかるとのことでございます。次年度以降になりますが、歩道が設置されることにより、児童の通学への安全性が今以上に向上するものと考えております。 【質問】次に、藤沢駅辻堂駅線の歩道改良工事についてでありますが、同路線では、歩行者の安全性の向上のため、歩道内での自転車走行部分の分離と歩道の段差の解消、幅員の確保などのバリアフリー化に向け、現在は、湘南モールフィルから東へ約300メートルの区間で工事が行われています。 そこで、全体の計画としては、藤沢駅側の起点から上村踏切交差点までの約2キロで、全体的な改修ということも踏まえ、約5カ年かかると聞いておりますが、今後の工事実施の年次計画についてお聞かせいただきたい。 【土木部長答弁】藤沢駅辻堂駅線の歩道改良事業につきましては、上村踏切交差点から藤沢駅までの約2キロメートル区間を上村踏切交差点側から順次整備する計画で、今年度から工事に着手したものでございます。 工事内容は、歩行者と自転車の安全性向上のための自転車歩行車道の整備、歩道のバリアフリー化及び、車道の舗装打ち換えを行うもので、上村踏切交差点から藤沢駅までの間には、踏切や交差点など、歩行者と自転車の安全確保のために、道路拡幅が必要な箇所もございますことから、用地取得についても同時に進めて行く考えでございます。 用地取得の状況にもよりますが、5年程度での事業完了を目指し進めてまいります。 【質問】藤沢駅辻堂駅線の歩道改良工事では、歩道の幅員を現況の2メートルから約4.8メートルに拡幅をして、中央部に街路樹等を配置することによって歩行者と自転車の通行を区分すると聞いておりますが、上村踏切交差点から辻堂駅方面に向かっては、すでに歩道の拡幅がされ、一応、歩行者と自転車の通行を区分する形態が取られておりますが、現在、中央部に街路樹等は配置されておらず、車道側に街路樹が配置されており、この点の整合性と安全性の向上についてはどのようにお考えか。 【土木部長答弁】藤沢駅辻堂駅線の上村踏切交差点から西側の区間は、平成13年度から14年度に民地側の歩道を拡幅し、歩行者と自転車利用者の共存を図ったものでございます。 当時の整備の考え方としましては、歩行者と自転車利用者の安全性向上のため、歩道を拡幅したものでございまして、街路樹については、従来からの自転車歩行者道の形状を踏襲して施工したものでございます。 その後、歩行者と自転車に関わる安全性が大きな社会問題となり、自転車通行部分の分離に向けた取組が全国的に始まったものであります。本市でも、今回の歩道改良事業にあたりましては、自転車通行の分離による歩行者の安全確保の観点で、平成20年度から取組をはじめ、県警本部との協議、地元町内会との検討会議や地元住民からの意見を取り入れた中で、モデルケースとして歩道の中央部分に街路樹を配置し、歩行者と自転車を分離する形状に至ったものでございます。 歩道における安全性向上という基本的な考え方については同じでございますが、西側の区間については、拡幅後に、工場跡地へ商業施設が立地するなどにより、自転車利用者が増加し、整備当時とは状況が大きく変わってきておりますことから、今後、地元の意見を聞きながら、現状の歩道幅員の中での安全性向上について検討してまいりたいと考えております。
すでに、ソニー(株)と地元町内会による協議をはじめ市とも連携する中で検討されているようですが、上村踏切交差点付近の歩道拡幅については、どのように取り組むお考えかお考えをお聞かせいただきたい。 【土木部長答弁】ご質問にございます、藤沢駅辻堂駅線の上村踏切交差点付近の歩道幅員は、線路側に安全上必要な、踏切横断者の滞留スペースとバス停に至る歩道を設けたために、ソニー側の歩道が一部狭くなっております。このため、ご指摘のとおり踏切からの横断者も加わり、歩行者と自転車が輻輳している状況がございます。 つきましては、歩行者、自転車の安全対策に必要な歩道幅員の確保に向けて、関係地権者と協議し、早期に取り組みを進めてまいりたいと考えております。 【質問】今もお話しのあった上村踏切については、旧松下電器跡地の土地利用転換をとらえ、新たに南北をつなぐ道路計画の検討がされてきていると思いますが、藤沢駅辻堂駅線から辻堂元町方面にぬけるルートである上村踏切周辺の安全性確保については、今後どのように取り組まれるお考えか。 【土木部長答弁】上村踏切につきましては、JR東海道本線の横断箇所として、近隣の歩行者・自転車利用者に多く利用されておりますが、一方で、歩行者と自転車の輻輳に起因する安全上の課題がございます。 この上村踏切直近には、パナソニック跡地の土地利用転換を契機に、(仮称)南北線を計画しておりますことから、上村踏切の抜本的な交通安全対策としてJRとも交差協議を始めており、自動車はもとより歩行者、自転車においても安全で円滑な交通環境の実現を視野に入れていきます。 |