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平成22年12月定例会〈一般質問〉
  「環境マネジメントシステム」について

【質問】本市の環境マネジメントシステムとしては、市役所が行う活動において生じる環境負荷を低減し、環境保全に努めることを目的にISO14401を認証取得して取り組まれてきました。

  こうした中、ISO14001は平成13年度に認証取得以来9年間が経過をしようとしており、来年3月には3回目の認証時期をむかえることになります。そこで、この間も何回かにわたりISO14001認証取得による効果についてお尋ねをしてきたわけでありますが、改めてこの9年間の成果をどのように検証されているのかお聞かせいただきたい。

【市長答弁】本市では公共施設のエネルギー使用量の削減を目的に、平成13年度にISO14001を導入し、環境への負荷軽減や環境の保全などの取り組みを進め9年余りが経過いたしました。  

 この間、庁舎で使用する電気やガスなどのエネルギー使用の省力化を図るために、夏冬の室温設定やノー残業デー・ノーカーデー、昼休みの消灯等を実施してきました。

 また、緑化の推進につきましても、間接的にエネルギー使用の削減になることから、緑のカーテンの設置や新設する施設へは屋上緑化を進めているところです。  

 さらには、私が市長就任以来、公用電気自動車の導入、小・中学校55校全校への太陽光発電システムの設置、12市民センター・公民館の照明器具のLED化を進めるなど、エネルギー使用量の削減に向けた取組を今まで以上に実施してきたところです。  

 ISO14001の導入効果として、エネルギー使用量の比較では、平成21年度までに約3パーセント削減できたことや温室効果ガスの排出では、平成14年度に容器包装プラスチックが焼却から資源回収品目になり、発生する温室効果ガスの削減に大きく貢献したことから、平成13年度と平成21年度を比較してみると約47%の削減となりました。

 また、多くの職員に省エネルギーに対する意識の向上が図られたことや環境マネジメントシステムの手法が定着したことも効果としてあげられます。

 さらに市がISO14001の削減項目を率先して取組むとともに、取得する際の補助制度を設けたことにより、製造業など市内中小企業31件がISO14001を取得したことも波及効果と考えております。

【質問】 ISO14001取得後の成果については、具体的数値とともに、多くの職員に環境マネジメントシステムの手法が定着したというご答弁でありますが、今や環境マネジメントシステムは、環境に優しいまちづくりを推進する上で一つの基準とも言えますが、一部の自治体においてはISO14001 の認証制度に頼らない自己宣言方式をはじめ、近年では、自治体を対象とした独自の規格である環境自治体スタンダード(LAS-E)や、環境省が策定した「エコアクション21」など、PDCAサイクルに基づく独自の環境マネジメントシステムを策定する自治体も増えていることから、2007年12月議会では、「ISO14001自己適合宣言方式」をはじめ新たな「環境マネジメントシステム」に対する本市の見解を伺い、その際のご答弁では、『今後、どちらの方式が適しているのか研究してまいりたい』と述べておられますが、明年3月には更新を向かえる中で、本市の環境マネジメントシステムに対する今後の方針について、ご見解をお聞かせいただきたい。
【市長答弁】エネルギーの使用の合理化に関する法律(通称 省エネ法)や地球温暖化対策の推進に関する法律の改正、さらに神奈川県地球温暖化対策推進条例が施行され、エネルギーの使用の削減に関する計画の策定が定められました。

 また、現在、本市で策定準備を進めている「仮称 藤沢市地球温暖化対策実行計画」を庁内で具体的に推進するため、本市独自の「仮称 藤沢市環境保全職員率先実行計画」を策定する予定です。  

 二つの計画の中では、温室効果ガスの排出量に大きく影響する、電気使用量やガソリン使用量などの項目が、ISO14001と重複していることやエネルギーの使用の合理化に関する法律(通称 省エネ法)に基づき本市も一事業者として率先してエネルギー使用の削減を図ることが必要となります。

 このようなことから、今後策定する「仮称 藤沢市環境保全職員率先実行計画」を実践するため、いままで培ってきた仕組みを活用したISO14001に替わる、本市独自の環境マネジメントシステムを策定したいきたいと考えています。

【要望ISO14001については今年度で終了し、今後は藤沢市独自の環境マネジメントシステムを構築していきたいという事でありました。  

 ISO14001の導入については、新人議員だった平成11年9月議会の一般質問でとりあげ、その後、認証取得に向けた取り組みがされてきただけに、私としてはやや寂しい気もするわけですが、「環境基本計画」の改定並びに「地球温暖化対策」など、環境政策も新たな展開に入る時期という事で理解をしたいと思います。  

 ただ、先ほども9年間の成果についてお聞きをしましたが、身内だけで評価するのではなく、ISO14001に取り組まれてきた事への市民、事業者からの評価をいただく事も必要だと思いますし、新たに構築する本市独自の環境マネジメントシステムでは、明確な目的とその成果について、市民にも分かりやすく提示していくことについて取り組まれるよう要望します。


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