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平成22年6月定例会〈一般質問〉
  「全国サステナブル度調査」について

【質問】日本経済新聞社産業地域研究所は2007年に続き、全国の市区を対象に環境保全度、経済豊かさ度、社会安定度の3つの側面から、経済発展と環境保全を両立させたサステナブル(持続可能性)度合いを探る「都市のサステナブル度調査」を実施しました。  

 その結果、東京都武蔵野市が前回首位の三鷹市を抑えトップとなり、2位が三鷹市、3位は愛知県豊田市でありました。上位には経済力のある大都市圏の都市が多く、財政力のある都市が環境関連の施策を積極的に展開する傾向が強いことを裏付けた形となり、県内では、鎌倉市が前回の47位から4位へと躍進し、初めて調査に参加した本市も総合6位という大変に高い評価を受けました。  

 そこでまず初めに、全国サステナブル度調査の主な概要と、初めて参加した意義をどのようにお考えなのかお聞かせいただきたい。 

【経営企画部長答弁】サステナブル度調査」は、経済発展と環境保全とを両立させている都市はどこであるのかを調査したものでございます。  

 調査方法は、地球温暖化対策などの「環境保全度」、人口構成や医療・福祉などの「社会安定度」、産業力や自治体財政基盤力などの「経済豊かさ度」を個々の都市ごとに測定・評価しております。本市は、総合順位で全国から参加した618市の中で、第6位という評価をいただいております。  

 今回の調査は、全国他都市の環境施策や本市の環境施策が全国的にどの順位に位置づけられているのかを把握するために参加したものでございます。

【質問】サステナブル度調査の概要についてご答弁を頂きましたが、サステナブル度の総合評価では、「環境保全度」を軸に、「経済豊かさ度」、「社会安定度」という3つの側面がバランスよく発展した都市を「サステナブル(持続可能)都市」と名付け、低炭素社会を支える都市の実力や取り組み度合いを探っています。  

 そこで、本市は、総合順位で「全国6位の総合スコア59.1」となっていますが、もう少し詳しく「環境保全スコア」「社会安定度スコア」「経済豊かさ度スコア」それぞれの評価に対する本市のご見解と、他都市との比較分析について見解をお聞かせいただきたい。
【経営企画部長答弁】本市の「環境保全度」につきましては、「電気自動車の導入助成制度の導入」、「急速充電器の設置」等が評価され、第5位となっておりますが、人口30万人以上50万人未満の本市と同規模の市で比較しますと、43市中、第1位でございます。  

 また、「社会安定度」は、将来人口推計値、保育・医療関係の施設数などが指標で、192位ですが、同様に同規模の市で比較しますと、15位となっております。  

 「経済豊かさ度」は、市民一人あたりの商業年間販売額、自治体財政力指数などが指標で、40位ですが、同様に同規模の市で比較すると、第5位となっております。この結果、本市の環境施策は、全国的に、また、同規模の市で比べても高い位置にあると分析されています。  

 なお、県内他都市の状況ですが、鎌倉市が「廃棄物リサイクル率」などが評価され、「環境保全度」で第2位、厚木市が「経済豊かさ度」で23位となっております。

【質問ここまで環境保全度、経済豊かさ度、社会安定度の3つの評価軸をもとに都市のサステナブル度を分析してきましたが、将来に向けて環境や財政面でツケを残さず発展を目指すサステナブル(持続可能)都市の実現に向けた新たなモノサシとして、二酸化炭素の排出という環境負荷を織り込んで評価する「サステナブル効率指標」という分析がされており、本市は総合評価で全国25位、項目別評価では、「経済・社会効率指標」で34位、「低炭素度」で61位という結果になっています。  そこで、この「サステナブル効率指標」の評価方法が持つ意味と評価結果の分析についてお聞かせいただきたい。

【経営企画部長答弁】「サステナブル効率指標」は、経済発展と環境保全とを両立させながら、どれだけ二酸化炭素を削減しているのかを指標化し、評価したものでございます。  

 また、「低炭素度」は、「市民一人あたりの二酸化炭素排出量」及び「市民一人あたりの自動車二酸化炭素排出量」を偏差値化して、その平均値をもとに、どれだけ低炭素な街になっているのかを評価したものです。  

 「経済・社会効率指標」につきましては、「経済豊かさ度」と「社会安定度」のスコア平均値と「低炭素度」を用い算出されるものです。  

 本市では、これまで道路等の生活基盤整備が図られてきたことから、通過交通量や自家用車保有台数の増加等、他都市と比較しますと自動車による二酸化炭素排出の割合が多くなっており、その結果、「サステナブル効率指標」が25位、「経済・社会効率指標」が34位、「低炭素度」が61位の評価となったと分析しております。  

 しかしながら、現在、二酸化炭素削減に向けた施策を全庁的に推進しておりますので、今後はこれらの順位も上位に位置してくるものと考えております。

【質問「二酸化炭素削減に向けた取り組みにより、今後は上位に位置してくるものと考える」というご答弁もありましたが、経済発展と環境保全を両立させたサステナブル(持続可能)都市の構築に向けて、これまでの評価や分析からみえてくる本市の課題、また、今後重点的に取り組むべき施策の展開について、最後にお考えをお聞かせいただきたい。

【経営企画部長答弁】サステナブル都市の構築を目指し、これまで、地球温暖化防止に向けて総合的施策を進めてきたところでございます。  

 例えば、二酸化炭素の吸収源となる「川名、石川丸山、遠藤笹窪といった三大谷戸の保全のための施策拡充」、二酸化炭素排出抑制を図るための「公用電気自動車の導入」、「市民センター等への太陽光発電システムの導入」、小・中学校のエコスクール化による「全校への太陽光発電システム新設」及び公共施設へのLED照明の新たな設置などを実施してまいりました。  また、市民、事業者などにも二酸化炭素削減に向けた促進を図るため、市民の環境保全へのアイディア、実践活動を公募し、優秀な取組を表彰する「環境大賞事業」を創設いたしました。  

 併せて、二酸化炭素削減に向け、「電気自動車導入助成制度の創出」や「太陽光発電システム助成制度」、「屋上・壁面緑化の助成制度」などを拡大・充実してまいりました。  

 さらに、温暖化防止対策も本市単独でなく広域的な視点に立って実施することにより、効率的・効果的になるとの考えから、茅ヶ崎市、寒川町と連携した取り組みとして、「湘南エコウェーブ・プロジェクト」を立ち上げました。  

 今後は、今回の「サステナブル度調査」結果を踏まえ、先程ご答弁申し上げましたとおり、現在、二酸化炭素削減に向けた取り組みを全庁的な施策として推進してまいります。  

 さらには、今年度、改定作業を進めております「地球温暖化対策実行計画」で、意欲的な二酸化炭素削減目標を掲げ、現在行っている総合的地球温暖化防止施策のさらなる推進・強化を図るなかで、今回、上位にランクされなかった項目や課題を分析しながら環境行動都市「ふじさわ」の推進を図ってまいりたいと考えております。


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