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平成21年12月定例会〈一般質問〉
  「交通バリアフリーへの取り組み」について

【質問】平成13年に公共施設が数多く立地している藤沢駅周辺と湘南台駅周辺を先行モデル地区として交通バリアフリー法に基づく重点整備地区に指定をされ、2010年(平成22年度)までにバリアフリー化を実施する事業計画が策定されたわけでありますが、いわゆる明年が最終年度となる中で、事業の進捗状況はどのようになっているのか、本市が実施する道路特定事業計画及びバスや鉄道事業者などによる公共交通特定事業計画や公安委員会の交通安全特定事業計画について、事業の進捗状況をお聞かせ頂きたい。 
【土木部長答弁】藤沢駅周辺地区及び湘南台駅周辺地区の道路特定事業につきましては、平成22年度を以て完了する予定でございます。

 平成21年度末における進捗見込みにつきましては、市道計画延長4,200mに対しまして、整備延長2,250mが整備済となるものでございます。 残りの事業は1,950mでございますが、銀座通り線や藤沢駅川名線などの視覚障害者誘導用ブロックの設置や部分的な段差解消が主な内容となっております。  

 また、整備延長には含まれない駅前広場としては、藤沢駅北口に身障者対応型エレベーターの新設、藤沢駅南北広場の地上部への視覚障害者誘導ブロックの設置や歩道の段差解消、さらには、北口エレベーター付近に障害者用停車施設の設置を終えるものでございます。  

 鉄道事業者やバス事業者による公共交通特定事業ですが、鉄道事業者は、駅構内のエレベータ設置、視覚障害者誘導ブロック、車椅子対応券売機、トイレなどのバリアフリー化を概ね終了いたしました。バス事業者についても車両の更新に合わせ、低床バスの導入を進めており、さらに職員へのバリアフリーに対する教育訓練も行っているとのことでございます。  

 公安委員会の交通安全特定事業ですが、標識の視認性を高める高輝度化を実施し、主要交差点における音響式歩行者誘導付加装置の設置や横断歩道の整備を順次進めているとのことでございます。

【質問】事業の進捗についてご答弁いただきましたが、事業計画策定時には整備地区の課題を洗い出すために、学識経験者をはじめ、公共交通事業者、道路管理者、地域住民、そして、高齢者・身体障害者等、そういった方達からなる検討委員会を立ち上げ、現地点検会を実施されながら事業計画に反映されたと記憶しております。

 そこで、整備効果の検証という観点からも整備終了後の実地検証について実施する必要があると考えますがご見解をお聞かせいただきたい。
【土木部長答弁】藤沢駅と湘南台駅周辺地区の基本構想は、学識経験者、障害者団体及び老人会等の市民、商業者、交通事業者、警察等で構成された検討委員会の協力を得て藤沢駅周辺は平成13年11月1日、湘南台駅周辺は平成14年4月21日に現地点検会を行い策定いたしました。

 完成後の検証は、本事業の評価のほか、今後の計画づくりにとって大変重要と考えておりますが、当時の検討委員会も解散していることから、検証方法について検討し、実施してまいりたいと考えております。

【質問平成18年には、従来の交通バリアフリー法とハートビル法を一体化させた。いわゆる「バリアフリー新法」が施行されるなど、より一層、駅周辺のバリアフリー化が図られるよう法整備がなされたと認識をしておりますが、現行計画が終了するにあたり、今後の事業展開をどのようにお考えかお聞かせいただきたい。

【土木部長答弁】現行計画の事業は、平成22年度で完了を予定しておりますが、鉄道駅周辺の道路のバリアフリー化につきましては今後も地区を選定し取り組みを進めていく考えでございます。  

 次の地区の選定でございますが、5千人の乗降客を超える主要駅の中で、辻堂の湘南C−Xなど特定課題に取り組み整備または検討を行っている鉄道駅を除き、歩道の老朽化や段差の状況、地形上の平坦性や、くらしまちづくり会議でバリアフリー化をテーマに勉強会等を重ね、地域での関心が高まっていることなどを考慮し、六会日大前駅周辺地区を次の候補として考えております。 

 また、六会地区は、新たな地域経営会議においても議論されており、今後連携を図りながら、検討組織を立ち上げ、実現に向けて計画づくりを進めてまいります。

【意見交通バリアフリーの今後の展開として「六会日大前駅」を次の候補地として検討するということでしたが、現行計画が平成22年度に終了することから、出来るだけ間隔を開けず連続的に事業展開が図られるよう、速やかに新たな基本構想と事業計画の着手に取り組まれることを要望いたします。

【質問ハード面におけるバリアフリー化はある程度解消できますが、細かい部分は個々の考え方で大きく違ってくると思います。  

 そこで、交通バリアフリー法では、バリアフリー化に関して国民の理解と協力を求める「心のバリアフリー」が規定され、本市においても先進的に取り組まれてきたことは大いに評価されるものだと思います。就中、本市が策定した「心のバリアフリーハンドブック」は、全国の地方公共団体が作成した人権啓発資料の中から特に優れた作品として、「平成19年度人権啓発資料 法務大臣表彰」の最優秀賞に選定されたことは本市の誇るべき取り組みだと実感をしておりますが、今後もより一層、心のバリアフリーについて、普及・啓発していくことへのお考えをお聞かせいただきたい。

【保健福祉部長答弁】心のバリアフリーという思想につきましては、誰もが安心して生きいきと暮らしていくためには、ハード面のバリアフリー化だけでなく、誰の心にも必要で大切なものであり、市長のマニフェストにもある「100センチの目線」に繋がるものと考えております。  

 これまでも、障害のある人や社会的に弱い状況や立場にある人に対する偏見や差別等を解消するために、「心のバリアフリーハンドブック」の作成をはじめ、バリアフリー体験教室や障害理解のための講座の実施、市のホームページの情報バリアフリー化などを進めてまいりました。  

 しかしながら、外見からだけではわからない、障害のある人や様々な支援を必要とする人も多くなってきています。心のバリアフリーにつきましては、今後も、市長の「100センチの目線」に立ちまして、様々な機会をとらえ、積極的に普及・啓発に努めてまいります。

【質問心のバリアフリーについては、市長の「100センチの目線」に立って、今後も積極的に普及・啓発に努めていきたいとご答弁されましたが、やや抽象的で具体性に欠けると思います。  

 そこで、心のバリアフリーという観点で市内で取り組まれている団体や企業を表彰したり、心のバリアフリーに関する取り組み事例を積極的に紹介するなど、今後の新たな展開についてお考えがないか再度お尋ねを致します。

【保健福祉部長答弁】啓発について今後どのようなことを考えているのかということですが、まず、障害者に関するマークには、車いすに座っている国際シンボルマーク、聞こえが不自由なことを表す耳マーク、内部障害者理解のハート・プラスマークなどがありますが、これらのマークに関するポスターを作成して、障害に対する理解を促進し、街の中での支援を進めてまいります。  

 次に、障害者を雇用したり、障害者施設へ仕事を発注している優良事業所に対して、現在はふれあいステージの中で感謝状を贈呈しておりますが、今後は、加えて市のホームページに事業所名を公表するとともに、優良事業所のシール等を作成し、配布するなどして、障害者雇用等に積極的な事業所のイメージアップを図ることにより、他の事業所への意識啓発も進めてまいりたいと考えております。  

 今後も、障害のある方への理解と協力を進め、心のバリアフリーについての更なる啓発を進めてまいります。

【意見心のバリアフリーについての啓発活動というのは、地道で時間のかかる取り組みであると思います。今後も更なる啓発を進めていかれるという前向きなご答弁も頂きましたが、やはり、内外から高い評価を得ている「心のバリアフリーハンドブック」を有効に活用していくことを考えていただきたいと思いますし、特に、小学校4年生全員に配布されていると聞いておりますので、教育活動の中から、子供から家庭に波及していくような取り組みもご検討いただくことをお願いして、私の一般質問を終わります。


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