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平成21年9月定例会〈一般質問〉
  「新体力テストの取り組みと体育の充実について」

【質問】子どもの体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図るという目的で「全国体力テスト」が昨年度から実施されました。

 そこで、本市において昨年度は年度途中であったことから、全校での実施は見送られましたが、今年度の施政方針では、新体力テストの全校実施に向け測定員を養成し、小・中学校への派遣を行うとされていますが、全校実施に向けた現状の取り組み状況をお聞かせ下さい。 
【教育委員会答弁】児童・生徒が自分の体力の現状を把握し、体力向上へ の意識を高めることにつなげる目的として、今年度、 全校実施に向けて学校行事等を考慮し、各学校で年間 計画に取り入れております。

 7月までに中学校では、 19校全ての学校が実施し、小学校では、35校中 25校実施しており、2学期に10校が実施を予定して おります。

 また、調査が効率よく実施できるよう、学校の要望に 応じて、15セットの用具の貸し出しと、7月までの 実績として合計23校、延べ473名の測定員の派遣を 行っております。

【質問】2学期での実施校があるものの、今年度の全校実施は確実なようですが、代表質問のご答弁でも、「昨年の調査結果から過去と比較すると、全国的に体力は低下傾向にあり、神奈川県も全国の中では低い水準にあることから、体力の向上に努めなければならない」というご見解が示されていますが、今年度からは全校実施していく中で、その結果をどのように生かしていくのかが今後の課題だと思いますがお考えをお聞かせ下さい。

【教育委員会答弁】小学校5年生と中学校2年生の全員が体力・運動能力 調査を行うことにより、児童生徒一人ひとりが自分の 体力や運動能力に興味関心を持ち、その結果を知ること で、児童生徒及び保護者において、個人個人の体力向上 への意識が高まることを期待できると考えております。

 結果は、個人の意識高揚のために活用し、運動の得意 ・不得意に限らず、自らの体力をより高め、維持してい こうとすることが、日々の生活の中に自然と運動を取り 入れることとなり、行動や生活習慣の変容につながって いくと考えております。

 次に、全校実施による藤沢市の結果については、教育 委員会において、その傾向を分析し、分析結果を各学校 に情報提供をし、次年度の体力向上に向けた取組や体育 の授業における指導の工夫、児童生徒による学級や委員 会等の活動に生かして参りたいと考えております。

【質問全国体力テストでは、握力検査や50メートル走などの実技テストを実施するほか、生活習慣・食習慣・運動習慣などについてのアンケート調査が行われています。  

 昨年度の結果では、1週間の総運動時間(体育の授業を除く)が1時間に満たない子供の割合は、中2女子で30・7%、小5女子で22・8%に達し、男子も小5で11・0%、中2でも9・3%を占めるなど、明確に表れたのは「運動しない子は全くしない」という極めて深刻な実態であります。  

 従って、このような実技以外の調査結果もきちんと分析することは大変重要であり、また、その結果を生かして行くには、学校の対応だけでは限界もあると思いますので、より一層、地域住民や保護者の理解も大切になってくると思います。  

 「藤沢市の結果については、教育委員会において、その傾向を分析し、各学校に情報提供していく」とご答弁がありましたが、今後求められてくるのは、学校が積極的に機会を設け、子供の体力づくりに必要なことなどを地域や家庭に発信していくことだと思いますが、調査結果の分析と情報発信のあり方について、どのようにお考えかお聞かせ下さい。

【教育委員会答弁】議員ご指摘のとおり、体力向上には、学校だけではな く、保護者や地域の理解と協力が必要と考えております。

 藤沢市の分析結果につきましては、学校便りやホーム ページなどを活用し、保護者や地域に向けた周知につい て、取り組みを進めて参りたいと考えております。

【質問】今も取り上げた「全国体力テスト」の意義には、各学校が各児童生徒の体力や生活習慣、食習慣、運動習慣を把握し、学校における体育・健康に関する指導などの改善に役立てることにもあります。  

 しかし、川崎市教育委員会は今年夏の採用試験から音楽と体育の実技試験を外すことにしたいう報道がありました。体育の実技を外すことにしたのは、年齢制限をほぼ撤廃していることからマット運動が難しいなど、体育の実技を苦手とする受験生に配慮したものと考えられます。

 幸い、神奈川県の教育委員会では実技試験の免除までは議論されていないと聞いておりますが、現状の体育授業における実技指導の実態については不安が残ると言わざる終えません。

 そこで、児童の体育授業に対する意欲を高め体育の充実を図るには、様々な工夫や事前の計画、準備等とともに、体育授業の指導力の向上が求められると思いますが、本市の小学校体育授業における実技指導は十分機能しているのか、また、指導力向上にはどのような取り組みがなされているのかお聞かせいただきたい。 
【教育委員会答弁】本市における小学校の体育の実技指導についてでござ いますが、議員ご指摘のように、さまざまな工夫を凝ら し、事前の計画、準備を行い、授業を行っていると認識 しております。

 例えば、教育研究会の体育部会において、基本的な 運動技能をわかりやすく指導するポイントや、1時間の 授業で十分な運動量を確保する授業展開の工夫など、 実践的な授業研究や研究協議が行われており、授業の 参考となっております。

 次に、指導力向上につきましては、各学校で研究授業 を実施し、研究会を開いたり、指導主事の学校訪問を 通して、授業研究をし、指導法の工夫改善を図るなど、 取り組んでおります。さらに、県の体育実技研修会も毎年実施されており、 さまざまな授業方法を学んでおります。

【質問】体育の実技指導について、研究や研修を行いながら取り組んでいるようですが、体育の実技において何よりも手本となるのは、実際に目の前でやって見せることではないかと思います。そういった面では、最近の先生は実技を苦手にされている方も多いように聞いております。  

 そこで、本市では、「学生学校支援ボランティア」として三つの大学と提携を結び、小学校や中学校に、大学生を派遣して学習支援をはじめ、クラブ活動の支援などに携わっていると思いますが、さらに体育実技支援を希望する小学校に、支援ボランティアとして学生を派遣し模範演技を見せることで、児童の運動意欲を高めるとともに、体育授業の向上にもつながると考えますが、改めてご見解をお聞かせ下さい。

【教育委員会答弁】児童の運動意欲を高めるために、学生学校支援ボラン ティアの派遣をすることは、体育実技の模範を示すなど の活用が考えられます。

 しかしながら、学校の体育の 授業時間と学生の希望時間との調整が大変困難であるた め、実施は難しいと考えておりますので、ご理解くださ いますようお願いいたします。


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