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平成21年9月定例会〈一般質問〉
  「いじめ・不登校等の平成20年度の調査結果」について

【質問】「暴力行為・いじめ・不登校」の現状については、文部科学省が「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」として、例年この時期にまとめていることから、ここ数年この9月議会で藤沢市の実態をお尋ねしてきましたが、いじめ、暴力行為をはじめとした児童生徒の問題行動は、その対応を含め、大変憂慮すべき状況が続いていると実感しております。

 平成19年度の調査結果では、「暴力行為」については対前年度比で約2倍、また、対教師暴力と器物損壊は約3倍近く増加しており、「いじめ」については、小学校では、35校中15校において、合計37件のいじめが認知され、中学校では、19校すべてにおいて合計96件のいじめが認知されています。

 また、「不登校」については、小中共に増加しており、特に中学生は全学年において増加が見られ、全体で349人は平成15年度の357人に次いだ多い人数となり、ここ数年間の中では、大変心配される結果だったと認識しております。

 そこで、平成20年度諸問題調査報告による「暴力行為」「いじめ」「不登校」の状況について、どのような結果にあるのか、そして、その実態をどのように分析をされているのかお聞かせ頂きたいと思います。 
【教育委員会答弁】本市の「暴力行為」「いじめ」「不登校」の実態と 分析についてお答えします。

  はじめに、平成20年度の暴力行為の件数と内訳でご ざいますが、対教師暴力が13件、生徒間暴力が62件、 対人暴力が1件、器物破損が78件の計154件となり、 平成19年度より31件の減少となっております。 中でも対教師暴力と器物破損が減少しております。

 減少した理由については、はっきりしたことは言えませ んが、学校が児童生徒に対する個別指導や保護者も含め た教育相談などをていねいに行った結果と考えておりま す。

 次に、いじめを認知した学校数と件数でございます。 小学校では35校中11校において合計33件のいじめ が認知され、中学校では19校中16校において合計 103件のいじめが認知されました。

 いじめを主な態様 別に見てみますと、冷やかし・からかい・悪口・脅し 文句等ことばによるいじめが94件で最も多く、次いで 仲間はずれや無視が28件となっており、平成19年度とほぼ同様の傾向でございます。 これらのいじめについては、児童生徒どうしの人間 関係づくりがなかなかうまくいかず、お互いの人権を 尊重することが、日常の生活の中でなされていないこと が原因であると考えております。

 しかしながら、学校の早期発見、早期対応の取り組み により、いじめの90%以上が年度末には解消または 一定の解消に至っております。

 次に、不登校の状況でございます。不登校児童生徒数 および出現率でございますが、小学校では、平成19年 度より20人減の50人で出現率は0.22%、中学校 では20人増の369人で出現率は3.70%となって おります。

 不登校児童生徒の在籍学校数は小学校が 35校中24校、中学校は19校すべてでございます。 小学校で減少したおもな要因といたしましては、相談 機関との連携が進み、担任や保護者とともに、多くの 大人が関わることができたことが良い方向へとつながっ たと考えております。

 一方、中学校における不登校の要因でございますが、 「人間関係をうまく構築できない」「基本的な生活習慣 などが身についていない」「欠席を安易に容認する保護 者の考え方」等と、とらえております。

【質問】平成20年度の調査で「暴力行為」については、若干減少傾向を示しておりますが、「いじめ」については、小中あわせて138件で、ほぼ横ばい傾向となり、「不登校」中学生の369人は、残念ながら過去最多という結果になりました。

 しかし、「いじめ」についての認知学校数では、小学校が平成18年18校、19年15校、そして20年が11校と年々低下傾向にあるのは好材料だと思います。また、中学校でも、平成18・19年共に19校中すべての学校でいじめが認知される中、20年度は初めて16校に低下したことは、大いに評価すべき点だと感じております。  

 そこで、もう一度お聞きしたいのは、全国レベルから見た本市の状況はどのように分析されているのか、改めてお聞かせをいただきたいと思います。
【教育委員会答弁】全国レベルからみた「不登校」の実態と分析につきま して、平成20年度における諸問題調査の速報値をもと にお答えいたします。 不登校児童生徒の出現率は、小学校では、全国が 0.32%、神奈川県が0.43%、藤沢市が0.22%、 中学校では、全国が3.04%、神奈川県が4.00%、 藤沢市が3.70%となっております。

 小中ともに県よりは低くなっておりますが、中学校は わずかながら全国より高くなっております。 また、平成19年度と比較しますと、小学校では、 全国・県の傾向と同じく藤沢市でも減少しておりますが、 中学校では、全国・県ともにわずかながら減少している のに対し、藤沢市ではわずかながら増加しております。

 なお、諸問題調査のすべての確定値につきましては、 10月下旬頃公表される予定です。

【質問不登校について、全国との比較はご答弁がありましたが、「いじめ」については、現時点での比較は難しいようですが、文科省では、「いじめ」について、昨年度の調査では約10万1千件が確認されたものの、なお表面化していない部分を把握するために、「定期的に児童生徒から直接状況を聞く機会を必ず設けること」を提起し、いじめをめぐり「必ず子どもから直接状況を聞くように」現場の教員に徹底したと聞いておりますが、実際はどのように対応されているのか、また、これによりどのような効果が見込まれているのか、お聞かせいただきたい。

【教育委員会答弁】議員ご指摘の通り、いじめへの取り組みにおいては、 日常的に児童生徒の状況を把握する努力が重要と考え、 教育委員会といたしましても、校長会、児童生徒指導 担当者会等を通じて、いじめの早期発見に努めるよう 指導してまいりました。

 その結果、平成20年度におい ては、学校においてアンケートや面談等を実施し、児童 生徒からいじめや個人的な悩みについての情報が寄せら れるようになり、いじめの早期発見や早期解決につなが っているものと考えております。

 また、保護者に対しても、懇談会等において、児童 生徒に変化が見られる場合は、学校に連絡するよう、 働きかけております。 今後とも、教師が日常の学校生活の中で、児童生徒を 見守り、小さな変化やサインを見逃さないように学校に 対して指導してまいります。

【質問「平成20年度においては、学校においてアンケートや面談を実施し、児童生徒からいじめや個人的な悩みについての情報が寄せられた」とご答弁がありましたが、すべての学校の全児童生徒に対しアンケートもしくは面談を実施されたのか、再度お聞かせ頂きたいと思います。

【教育委員会答弁】中学校においては、いじめや個人的な悩みを中心とし た面談やアンケートを実施したり、学期ごとに個人面談 や保護者を含めた三者面談を実施するなど、幅広く生徒 の悩みを受け止める機会を設けております。

 小学校においては、発達段階や理解度等における学年 間の個人差が大きく、全児童を対象のアンケートや面談 を全校で定期的には行ってはおりませんが、保護者との 面談や家庭訪問を実施し、児童の悩みやトラブルの把握 については、日々把握するよう努めておりますので、 今後も引き続き同様の対応をしてまいります。


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