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平成21年6月定例会〈一般質問〉
  「本市の地域ブランド力について」

【質問】2006年4月の地域団体商標制度のスタートを機に、地域ブランドに対する関心が高まっています。  

 そこで、株式会社ブランド総合研究所というところが、2008年8月に国内1000の市区町村を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全63項目からなる「地域ブランド調査2008」を実施して、全国の消費者約3万5千人から回答を得ています。  

 その結果、全国で最も魅力的な市区町村は昨年に引き続き3年連続で札幌市となり、2位は函館市、3位は京都市、4位は横浜市、5位は小樽市となりました。  

 また、株式会社日経リサーチによる、全国のインターネットモニターを対象に2008年9月に実施した「地域ブランド戦略サーベイ」によれば、地域の独自性や愛着度、訪問意向、居住意向、購入意向などを総合的に評価した「地域ブランド力」では、1位京都市、2位神戸市、3位横浜市、4位が札幌市と政令市が続くなかで、5位は鎌倉市となりました。また、この他にも県内からは、67位に逗子市、110位に小田原市、112位に横須賀市、114位に三浦市、119位に茅ヶ崎市、そして171位で川崎市がランキングされており、残念ながら藤沢市は200位以内にランキングされることは有りませんでした。  

 そこでお尋ねを致しますが、このような調査結果に対し本市ではどのように受け止めておられるのか、そして、本市のブランド力をどのように分析をされているのかお聞かせを下さい。 
【経済部長答弁】地域ブランドは、地域の商品や産品が、名前やシンボルを超え、地域における価値観の共有化のもと、他都市との差別化を図り、地域の「独自性」、「愛着度」、「居住意向」、「訪問意向」を感じさせるものであり、地域活性化のための総合的な戦略であると考えております。  

 ご質問の調査結果をどう受け止めているかということについてですが、近隣市においても、歴史など全国的に知名度の高い都市がランク上位になっております。  

 本市の「江の島」は、江戸時代から多くの人が訪れる名勝地として賑わい、また「鵠沼」は、明治・大正と別荘地として栄えた所であり、この調査結果の中でも、観光地として、「江の島」は全国で32位にランクされており、景観を含め本市の観光の核となるブランドであると捉えております。  

 今回の民間リサーチ業者の調査結果は、「藤沢」という名称に特化したものであり、知名度は必ずしも高いランクではありませんが、「湘南」という地域ブランドでは、全国14位となっております。今後はこの「湘南」というブランドを活かしながら、本市の総合的なブランド力高めて行きたいと考えております。  

 

【質問】A「藤沢」という地名ではブランド力は低いが、「江ノ島」といった地名を含めた、本市の総合的なブランド力としては、まだまだ潜在力があるというお考えだと思います。  

 私も決して藤沢が県内他都市より魅力に欠けているとは思いませんし、「江ノ島」は貴重な財産であることには異論はありません。ただ、都市ブランドの確立という観点からは、もう少し戦略的な取り組みも必要であると思います。  

 そこで、先程のランキングでも114位に登場した「三浦市」では、「みうらシティ・セールスプロモーション」として位置づけ、このシティーセールスを専門に受け持つ課として県内の自治体では異色の「営業開発課」を平成16年4月から設置しており、三浦ブランドと呼ばれる従来の物産はもとより、三浦市の持つあらゆる資源を首都圏をはじめ、全国に知ってもらうという活動が少しずつ効果を現していると聞いています。  

 また、「川崎市」でも、都市イメージの向上のためには、戦略的にシティセールスに取り組んでいくことが必要と考え、その基本方針として「川崎市シティセールス戦略プラン」を平成17年3月に策定しており、このプランに基づき市民や事業者の方々などとの協働により、市のイメージアップや都市ブランドの向上に向けた取り組みを進めるなど、少しずつその効果が現れてきていると聞いております。  

 そこで、本市においても、都市ブランドの確立を目指して「シティセールス戦略プラン」を策定するなど、取り組みを強化する必要があると考えますが、改めて、ご見解をお聞かせ下さい。
【市長答弁】シティプロモーションに取り組んでいる三浦市・川崎市の共通点といたしまして、三浦市においては、「三浦大根」、「三浦海岸」、「三崎マグロ」、川崎市においては、「川崎大師」、「川崎フロンターレ」、「多摩川」など、いずれも全国的に知名度が高いものがあり、この既にある市の財産とも言えるブランドの活用がベースとなり、さまざまな場面で工夫をしながらシティセールスに繋げております。  

 本市においても、世界の海に広がる相模湾や湘南海岸という自然資産、全国的に有名な時宗総本山「遊行寺」、日蓮上人に関係する「龍口寺」といった歴史資源も多く点在しております。

 特に「江の島」は、毎朝全国ネットのテレビ情報番組の中において、江の島ライブ映像を紹介いただいており、観光客誘致や知名度アップに大きなPR効果が生まれていると考えております。  

 本市におけるシティセールスについては、観光都市「湘南藤沢」として、海外からの誘客について、台北市・上海市・昆明市・マイアミビーチ市などに、私もトップセールスを行っており、海外からの観光客も増え、藤沢市のPR効果について、大きな成果を上げているところでございます。国内におきましても、横浜開港150周年記念イベントや浜松市でのモザイカルチャー世界博2009などへの観光ブースの出展など、様々なイベントを通して藤沢市のPRに努めております。  

 さらに、平成20年に制定された「観光圏整備法」の中の「広域観光圏構想」を想定する中で、近隣都県及び県内自治体との広域連携を図ることにより、本市のブランド力を高めることが必要と考えております。  

 今後は、シティセールスの基本となる観光戦略のプランを民間の力を借りて策定するとともに、来年度は市制施行70周年の区切りの年でもありますので、「藤沢市」のブランド力を高めるため、「湘南」というブランドを有効に使い、観光、産業施策、広報活動など全庁的な取り組みとして、戦略的に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

【質問Bシティセールスという観点から、「湘南」というブランドを有効に使い、観光や産業施策など全庁的な取り組みとして、戦略的に進めてまいりたいというご答弁でしたが、このように市を売り込んでいくような戦略的な取り組みを図るには、包括的にシティセールスに取り組む部署が必要であり、シティセールスに特化した部署を設けている自治体も最近は増えていると認識しておりますが、本市でも、シティセールスを戦略的に推進する部署を位置づけることについて、再度、ご見解をお聞かせ下さい。

【市長答弁】シティセールスを戦略的に取り組む部署の設置についてですが、シティセールスに特化した部署を設置している川崎市は広報部門に、三浦市は経済部門に、浜松市は企画部門にそれぞれ位置づけをしています。  

 シティセールスにより、本市のブランド力を高めるには観光戦略と広報戦略の両面で進めることが重要であると考えます。

 今後のシティセールスへの取り組みは、新たな部署を設置するのではなく、様々な部門の連携による観光戦略と広報戦略により全庁的に進めてまいりたいと考えております。  そのため、現在、市長室に観光アドバイザーと広報アドバイザーを配置し、全庁的な取り組みに対するアドバイスをいただいているところでございます。  

 今後は、広報戦略会議を設置するなど、様々な試みを行い、「湘南藤沢」独自の戦略に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。


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