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平成21年6月定例会〈一般質問〉
  「環境マネジメントシステムの充実について」

【質問】ご承知のように、麻生首相が、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの日本全体の排出量を、2020年までに2005年に比べて15%削減するという排出削減の中期目標を発表しました。  

 これは、改めて言うまでもなく、決して容易に達成できる目標ではありませんが、中期目標の達成が低炭素社会の構築につながり、その為には、社会全体で一層の省エネルギーに取り組んでいく意識を広げていくことが大切となってきます。

 そこで、「環境マネジメントシステム」については、2007年12月議会における一般質問でも取り上げておりますので、基本的には、今回の質問もその際の質疑を参考に何点かお尋ねをしていきたいと思います。

@ISO14001については、平成13年度の認証取得以来8年余りが経過したわけですが、その効果として、前回2007年12月議会でのご答弁では『ISO14001認証取得による効果として、「オフィス活動における環境負荷が削減できた」、「職員の省エネ・省資源に対する意識が高まった」「市民、事業者への規範となっている」などが挙げられる』ということだったわけですが、もう少し具体的な効果として、(電気使用量、燃料使用量、Co2削減等)数値化した分析でお聞かせいただきたいと思います。 
【経営企画部長答弁】ISO14001につきましては、平成13年度に導入以降、環境負荷への軽減を図るために取組を進め8年余りが経過したところです。  

 この間、エネルギー使用の省力化や資源の有効利用を図るために、まずは職員の意識付けも重要であることから、夏冬の室温設定やノー残業デー・ノーカーデーの実施、さらには、昼休みの消灯や裏紙の使用等多くの取組を進め定着を図ってきました。  

 このことから、多くの職員にISO14001の制度主旨が浸透してきたものと考えています。  ご質問の具体的な数値でお示しできる点につきましては、電気使用量を例に取りますと、平成13年度の使用量が「8千396万4,092キロワット時」で、平成18年度は「8千054万5,085キロワット時」となり、削減量は「341万9,007キロワット時」です。この差を単純にCO2排出量に算定いたしますと、約1,220トン削減されたこととなります。これは、杉の成木で、約8万7千本の1年間の吸収量になります。  

 次に、燃料使用量につきましては、ガソリンの使用量を例にとりますと、平成13年度の使用量は「19万7,549g」で平成18年度は「22万0、735g」となり「2万3,186g」割合では「約12%」の増加となりました。  

 しかし、参考値として、平成15年度と平成19年度のデータで比較をしてみますと、平成15年度の使用量は「19万8,135g」となり、公用車台数「237台」で一台あたりの年間平均使用量は「836g」。平成19年度の使用量は「20万9,313g」となり、公用車台数は「264台」で一台あたりの平均使用量は「792g」となり、使用量は一台あたり「44g」の削減となっております。

【質問】A 只今のご答弁では、電気使用量において大幅な削減効果が見られ、燃料使用量においても一定の削減効果が見られるわけですが、ISO14001を継続認証していくことによる課題として、2007年12月議会では『認証取得から6年間、環境に負荷がかかる項目の削減を続けてきたので、「これ以上の削減が難しくなっている」などの課題もあり、今後は現在、環境を保全する項目として特定されていない新たな項目を増やすなど、内容をさらに充実させていきたい。』 と答弁をされていますが、新たな項目の設定など、その後、どのように内容を充実させたのかお聞かせいただきたいと思います。
【市長答弁】ISO14001の環境保全項目の取り組みにつきましては、私が市長に就任して以来「一生住み続けたいまち湘南藤沢」を目標に、環境問題に取り組んで参りました。  

 とりわけ、地球の温暖化は、世界規模で大きな問題となっていますが、これらを解決するためには、地域から地球温暖化対策を市民・事業者と行政が連携して、積極的に取り組んで行くことが必要であると考えております。この考えに基づき、本年5月2日には、レジ袋削減に向けた取り組み宣言を神奈川県や県内自治体、事業者、消費者団体等と共同で行ったところです。  

 また、美しい湘南海岸を後世に残していくため、湘南海岸を原則として禁煙をめざすなど、環境美化を積極的に推進し誰もが安心して訪れることができるよう、今後、県、近隣自治体と協議を進める予定です。  

 さらに、温室効果ガスを削減していくために、環境に配慮した公共交通のあり方を考えていくことも必要であり、湘南台以西へのLRT等の導入の促進に向け積極的に働き掛けてまいりたいと考えています。  

 これまで、CO2の削減をめざして「川名清水谷戸のほか三大谷戸の取得」など緑地保全の実践を行いました。市民に省エネ活動をしていただくための助成措置として 「太陽光発電システム設置助成」や「屋上・壁面緑化における個人住宅及び事業所への助成」をしてまいりました。

 公共施設の温暖化対策としては「御所見市民センターの太陽光発電システム及び屋上緑化の導入」や、新たな発電システムの実証実験として「発電ゲート」を新館玄関前に設置しました。さらに、公用車の温室効果ガス発生抑制では「電気自動車の導入・啓発」「バイオディーゼルを使用する清掃塵芥車の導入」「清掃塵芥車にデジタルタコグラフの設置による省エネ運転への実施」などを行ってきました。

 さらに、小中学生の環境学習のための「環境パトロール隊」の実施や、市民や団体の環境保全へのアイディア・実践活動、普及活動などを広く募集する「環境大賞」を創設しました。

 また、2市1町による「湘南エコウェーブプロジェクト」などの項目を追加、充実を図ってまいりました。今後も、自然と都市環境が調和する持続可能な環境都市をめざし取り組んで参ります。

【質問B市長から、大変多岐にわたり環境保全項目の取り組みについて、ご答弁を頂きまして、 新たな項目など、内容の充実について精力的に取り組まれたことは理解を致しますが、ISO14001に係わる目標設定については、ある程度やり尽くした感があり、今後の展開は新たな方向性も見いだすべきではないかと思います。  

 そこで、2007年12月議会では、「ISO14001における自己宣言方式」と「環境自治体スタンダード(LAS-E)」に対する本市の見解を伺い、その際、『今後、どちらの方式が適しているのか研究してまいりたい』とご答弁されていますが、現在における検討状況について、お聞かせいただきたいと思います。

【経営企画部長答弁】「ISO14001自己宣言方式」及び「環境自治体スタンダード(LAS−E)」について、これまで、導入を進めている他市の事例等を参考にしながら、内容の検討を進めてまいりました。    

 しかし、昨年5月に「省エネ法」が一部改正され、本市も一事業者として出先職場も含めて、全体のエネルギー使用量を正確に把握し、エネルギー管理について、具体的に検討を進めていくこととなりました。  

 ISO14001につきましては、エネルギー管理について改正省エネ法と重複する部分が多いことから、新総合計画の策定及び環境基本計画の改定に伴う地球温暖化防止アクションプランの作成も視野に入れ、併せて方向性を明らかにしていきたいと考えています。


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