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平成18年9定例会〈一般質問〉
  「学校版環境ISOについて」

【質問】身近な環境から地球規模の環境に至るまで、複雑・多様化する環境問題に対し、まず私たち一人一人が、環境問題に対して関心を持ち、日々の生活と結び付けて考え理解を深めることが必要であり、学校教育においても、「地球規模で環境を考え、足元から行動する」という環境教育の理念に基づいて、環境に対して豊かな感受性、実践的な行動力をもつ児童生徒の育成が求められます。  

 こうしたなか本市では、平成17年度より全小中学校がISO14001のサイトに入り、同時に児童生徒向け「学校版環境ISO・チャレンジかわせみ」も実施され、まさに持続可能な社会をつくるための藤沢の環境教育として期待をするところであります。  

 そこで、環境ISOを全国の自治体に広めた先駆的都市である水俣市では、既に平成12年から学校版環境ISOに取り組み、効果としては、各クラスから出るゴミの量がずいぶんと減るようになり、むだな電気がついているのを気にする子や、歯みがきの時にきちんと水を止める子が増えたり、児童が口々に「ISO、ISO」と言って、楽しみながら、お互いに環境に優しくしようと注意できるようになったと聞いておりますが、本市でも実施から一年余りが経過し、児童生徒の反応も様々ではないかと思いますが、特徴的な取組や効果などあればお聞かせを頂きたいと思います。

 また、環境ISOといえばトップダウンによる実践が特徴と言えますが、それだけではなくボトムアップをどう考えていくかということも重要となります。  

 そういう意味では、子どもたちが言われるからやるのでなく、しっかりと当事者意識をもってやっていくこと、そして更には、学校から家庭や地域にどう発信していくかが重要であり、学校版環境ISOは、学校の中でやることが目的ではなく、学校から家庭にどう広げていくか、どう伝えていくか、持続可能な地域作りにどうつないでいくかという視点も重要であると考えますが、学校から家庭、児童生徒から家庭に広げる活動の展開について、どのようにお考えかお聞かせを頂きたいと思います。
【教育長答弁】はじめに、学校版環境ISOの特徴的な取り組みということでございますが、昨年度より小中学校全校でチャレンジ「かわせみ」が実施されております。  

 多くの学校は、節電・節水・ごみの分別・資源物のリサイクル等、環境負荷の低減を図る取り組みを行っておりますが、小学校では『給食をできるだけ残さないで食べる』取り組みや、『落とし物を少なくする』ことにより、ものを大切に長く使う取り組みなども報告されております。  

 また、中学校では委員会や生徒会が中心になって、校地内や地域の清掃活動、緑化活動など、環境保全行動を積極的にすすめる取り組みも報告されております。   

 その効果につきましては、すぐ答えの出るものではありませんが、どの児童生徒も、環境を守るんだという意識を持って取り組んでいるということが感想などから読み取れます。継続して取り組んでいくことが、よい効果を生み出すものと考えております。  

 次に、2点目の学校や児童生徒から家庭に広げる環境教育の展開についてでございますが、学校全体で取り組んでいることにつきましては、学校だよりや学校HPを使ってお知らせしている学校もございます。

 また、クラスや学年の取り組みについては、授業参観で直接見せたり、懇談会で話したりしております。今後も環境に関する情報提供を積極的にすすめたいと考えております。  

 チャレンジ「かわせみ」は学校で行うことを考えて作られたものですが、子どもたちの環境負荷をなくしたり、環境保全をしたりする意識には、学校・地域・家庭の境界がありません。学校で取り組んだ節電を家庭でも取り組んでみたり、家庭で取り組んでいるごみ分別を学校でも取り組もうとすることが多々ございます。  

 今後も学校は、環境保全の意識を持って実際に行動できる市民を育てる場であるとの認識のもと、環境教育を展開してまいります。また、そうした取り組みが家庭や地域に広がり、大きな動きにつながっていくと考えております。

【再質問】各学校における特徴的な取り組みや効果等についてお聞かせ頂きましたが、各学校で貴重な体験や取り組みがされているという印象を受けました。  

 そこで、今後は各学校での活動状況や取り組み成果など、様々な情報を一元化して、インターネットを活用することで、市内全ての学校が情報を共有しながら交流を図り、さらに「チャレンジかわせみ」を発展、充実することが出来ると考えますが、ご見解をお聞かせ下さい。
【教育長答弁】インターネットの活用についてでございますが、今後も各校の取り組み状況や報告等、情報は各学校に発信していきたいと考えております。

 教育委員会といたしましては、環境教育は大切であると認識しておりますが、教育に関する課題は環境教育だけに限らず、多岐に渡っております。したがいまして、環境教育だけを取り上げて全学校の情報をインターネットで発信するということは考えておりません。


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