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平成18年6定例会〈一般質問〉
  「エコまちネットワーク整備事業について」

【質問】先程もふれましたが、2005年2月に京都議定書が発効されたことを受け、その目標達成のため、同年4月、政府は具体的な対策や目標を示した「京都議定書目標達成計画」を閣議決定しましたが、その際、必要な対策のひとつとして「エネルギーの面的な利用の促進」が位置づけられました。  

 これは、都市でエネルギー利用を効率化するには、個々の機器や建物の効率性など従来型の施策だけでなく、複数の施設・建物への効率的なエネルギーの供給、施設・建物間でのエネルギーの融通、未利用エネルギーの活用等、エネルギーの効率的な面的利用により、地域における大きな省C02効果を得るために、国、地方公共団体、エネルギー供給事業者や地域開発事業者等幅広い関係者が連携し、地球環境や都市環境等の視点から効率的エネルギーを選択するよう促しています。  

 このような背景から、国土交通省は、多くの都市開発が予想される都市再生緊急整備地域を対象に、都市開発と一体的に環境負荷の削減対策を行い、効果的・効率的な都市環境の改善を図るために、今年度から「エコまちネットワーク整備事業」を創設しました。  

 この事業は、都市再生緊急整備地域内で、熱供給プラントが連携して、効率的なエネルギー利用によるC02排出量の削減、都市排熱処理によるヒートアイランド現象の緩和を進めるため、熱導管などの整備計画と、C02削減量などの整備効果を明示する“都市環境負荷削減プログラム”を策定・公表する場合に、施設整備等に要する費用について補助する制度で、都市部における地球温暖化・ヒートアイランド対策を進めるうえで、地方公共団体と民間事業者が連携し、熱源プラント等のネットワーク化など「エネルギーの面的な利用の促進」を図ろうとしております。  

 そこで、本市においては「湘南C−X(シークロス)」が、都市再生機構による都市再生緊急整備地域に指定されていることから、都市に抜本的・構造的な環境負荷低減対策を取り込むためには、都市再生事業は絶好の好機であり、まちづくりと併せた環境負荷低減対策の取り組みが推進できると考えますが、「エコまちネットワーク整備事業」導入の可能性について、ご見解をお聞かせいただきたいと思います。
【計画建築部長答弁】「エコまちネットワーク整備事業について」のご質問についてお答え申し上げます。なお、先ほどお答えいたしました要旨1「地域冷暖房について」の中でも湘南シークロスにおける導入の可能性についてのご質問がございましたので、併せてお答え申し上げます。

 湘南シークロス都市再生事業は、地域まちづくり会議を始めとした市民参加によるまちづくりを基本とし、平成16年5月には都市再生緊急整備地域の指定を受け、土地利用計画や事業スキーム、事業スケジュール等の具体化をスピードをもって進めてまいりました。  

 その結果、昨年12月の都市計画決定、変更、本年3月の土地区画整理事業の認可の取得、そして6月には第一次の仮換地指定も完了し、秋には本格的に基盤整備工事に着手する予定となっております。  

 これまでの計画づくりにおいても環境共生の視点は 大変重要なものであり、地域冷暖房システムについても都市再生機構と検討を重ねてきた経過がございます。

 しかし、六本木ヒルズ、汐留地区、恵比寿地区、防衛庁跡地等のように、開発事業者が確定し、施設利用計画の方向付けに基づき事業計画を策定した他の都市再生緊急整備地域とは異なり、湘南シークロス都市再生事業においては都市基盤施設整備と土地利用計画に基づく企業誘致と同時併行的に進めていくという特殊性がございます。

 従って、民間開発事業者が未定であるために建築物の計画内容、施設計画が予測しにくいこと、また高容積を消化する土地利用計画ではないため採算性等に不確定要素が非常に大きかったこと、事業期間が3年間という非常に短期であるという制約、計画に要する資金計画等の諸事情により、計画の具体化には至らなかったものでございます。  

 しかし、一方で湘南シークロス都市再生事業のまちづくりを持続可能なものとして誘導していくための辻堂駅周辺地区まちづくり方針を策定する中で、環境共生・環境配慮の方針を定め、水環境への負荷の低減や省エネルギー、省資源、リサイクル等についての配慮を規定しております。

 そして、このまちづくり方針を始めとして、まちづくりガイドラインなどによりまちづくりのルール化を図ることにより、全体の都市再生事業と併せた環境負荷低減の取り組みを推進してまいりたいと考えております。  

 なお、ご提案のエコまちネットワーク整備事業は、プラント連携施設又は都市排熱処理施設が都市計画施設として都市計画決定されていることが前提条件となっておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。  

 


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