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平成17年6月定例会〈一般質問〉
  「MOTTAINAI(もったいない)運動」について

【質問】 ごみ減量(リデュース)、資源の再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の3R運動をひと言で象徴する言葉として、日本語の「もったいない(MOTTAINAI)」を世界に広めるキャンペーンが話題を呼んでおります。  

 これは、アフリカで3000万本の木を植えた「グリーンベルト運動」の創始者で、昨年、環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したケニア副環境大臣のワンガリ・マータイさんが今年2月に来日した際、毎日新聞社のインタビューを受けた中でこの「もったいない」という一言に、3Rの精神がこめられていることに深い感銘を受けたことから、マータイさんは帰国後、早速ケニア・ナイロビに本部を置く国連環境計画のテプファー事務局長と会談し、3Rに修繕する(リペア)を加えた4Rを「もったいない」運動としてはどうかと提案。3月に国連本部で開かれた女性の地位向上委員会の演説でも「4R運動で持続可能な開発を実現し、限りある資源を有効利用し公平に分配すれば、資源をめぐる紛争は起きない」と訴え、マータイさんが「みんなで『もったいない』と言いましょう」と呼びかけたことが、同キャンペーンの発端となっています。 

 これを受け、政府は2005年版「環境白書」と「循環型社会白書」に「もったいない」の精神を実践する「人づくり」と、環境と経済が統合した「しくみづくり」の重要性が明記されることになり、骨子案では「マータイさんの発言を契機に、わが国の“もったいない”という考え方が世界的に脚光を浴びており、限られた資源を無駄にせず、効率的に利用する考え方を、今後、一層広めていくことが必要である」と強調するなど、早速、環境省では、「もったいない」と文字を書き込んだ風呂敷を配布するなどのキャンペーンに乗り出しています。  

 また、福島県も、マータイさんの活動に共鳴した県商工会連合会の協力要請を受け入れ県民運動として推進する方針を決めており、これを受け福島市では、6月に市内で開催する「環境パネル展」で、マータイさんのもったいない精神を紹介するパネル展示をすることになりました。また、神奈川県内でも6月に「もったいないキャンペーン」に関する講演会が催されるなど、徐々にその拡がりを見せております。  

 そこでお尋ねを致しますが、このように普段から何気なく使っている「もったいない」という言葉の意味をもう一度見直して、身近なところでこの精神を生かし、地域からの地球温暖化防止策につなげる運動として、本市としても市民に紹介していくことは大きな意義があると考えますが、ご見解をお聞かせ頂きたいと思います。
【環境部長の答え】私たち日本人が、日常的に使ってきた「もったいない」という言葉が、海外の、しかもノーベル平和賞受賞者でケニアの副環境相の立場にある方に、大きな感銘を与えたという事実が日本各地で新鮮に受け止められているところであります。  

 かつて私たちは、ものを捨てたり、食事を残したりすると、必ずと言っていいほど、親から「もったいない」と注意をされたものでした。それが戦後の高度成長期を経て、大量生産、大量消費の時代となり、いつのまにか日本人から「もったいない」という気持ちが薄れ、その結果、使い捨てが、ごく普通のこととなり、このことが現在の環境問題の大きな原因の一つとなっております。  

 さまざまな環境問題に取り組むうえで、この「もったいない」という気持ちをあらためて見直しし、啓発運動を進めることは、大変意義深いと考えております。 本市におきましては、これまで「環境フェア」や「クリーンキャンペーン」などの市民・企業・行政が一体となって行う環境啓発活動の実施、あるいは、地球温暖化防止に向けた市の計画としての「藤沢市新エネルギービジョン」の策定や、先ほどの「藤沢市地球温暖化対策地域協議会」への支援、また、市の環境保全への取り組み姿勢を示すために「ISO14001」を取得するなど、さまざまな取り組みを進めてきております。  

 そして、これらの取り組みは、「3R」「4R」を目的とする「もったいない運動」の主旨と共通するものであろうと考えております。  今後も、「地球温暖化の防止」、「循環型社会の構築」に向けての環境啓発事業をさらに積極的に進めてまいる所存でありますので、よろしくご理解いただきますようお願い申しあげます。  
【要望】先程のご答弁では、「もったいない」という気持ちを改めて見直し、啓発運動を進めることは大変意義深いと考えているものの、本市ではこれまでも「3R」「4R」を目的とする様々な取り組みを推進してきたので、ことさら「もったいない運動」を取りあげて啓発運動をするつもりはないという主旨のご答弁に聞こえました。まあ、そういう捉え方自体が何か「もったいない」なと思うわけですが、例えば「環境フェア」でワンガリ・マータイさんのことを紹介するとか、学校教育の中でワンガリ・マータイさんの環境活動やマータイさんが何故「MOTTAINAI」という言葉に共感したのかなど環境教育の一環として取りあげることも意義有る啓発運動だと思います。また、広報に掲載したりごみニュースの中で「もったいない運動」の意義を啓発することも有効であると考えますので、是非ご検討頂きたいと思います。


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