藤沢市議会議員  松下賢一郎 オフィシャルサイト トップページへ


 
平成15年6月定例会〈一般質問〉
  「心のバリアフリー」について

【質問】本市の交通バリアフリー法に基づく基本構想の中で、整備を進める上での留意点として「心のバリアフリー化の推進」を掲げ、「高齢者、身体障害者等の円滑な移動を実現するためには、道路や駅等の各種施設の整備だけでなく、市民一人一人の理解と協力が必要であり、そのためには、広報、啓発、教育活動を積極的に推進し、高齢者、身体障害者等のバリアについての理解を深め、必要に応じて高齢者、身体障害者等の移動を手助けするなどの支援により、市民一人一人が高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した円滑な移動に協力することが重要である。また、特に藤沢市をはじめとする様々な関係機関職員に対して、研修などを行い、障害者等の支援方策について理解し、広め、行動することができるようになる必要がある。」と明文化されておりますが、このことに対してどのように取り組んでいかれるのかという質問を、やはり先の予算委員会で我が会派の委員がされたわけでありますが、その時のご答弁は「まず職員の意識を改革すると共に、これらの活動は長い期間にわたって継続的に取り組むことが重要であることから、長期的な対策として考えていきたい」というものでありました。
 そこでお伺いを致しますが、職員の意識改革とはどのように進めておられるのか、また、長期的な対策とはどのようにお考えなのか、そして、広報、啓発、教育活動を積極的に推進すると明文化されていますが、どのように進めていくお考えなのか、具体的にお聞かせを頂きたいと思います。

福祉健康部長の答え】ご指摘のとおり、交通バリアフリー化基本構想には、「交通バリアフリー整備を進める上での留意点」として「こころのバリアフリー」の推進が必要であるとうたっております。具体的には、助け合いの交通バリアフリー環境づくりのためには、継続的に広く市民に対して広報、啓発、教育を推進するとともに、携わる職員の意識を高める必要があると記載してございます。
 1点目の、職員の意識の向上と長期的なとりくみについてでございますが、現在、手話研修や障害・高齢施設での体験研修など、体験型の実践的な研修カリキュラムを設定しております。また、交通バリアフリーに関しては、これまでも障害者、高齢者の方々との交通安全総点検やワークショップを行って参りました。こうした研修や機会を今後も設け、広く庁内からの職員参加を促してまいります。こうした取り組みは成果としてすぐに目に見えるものではありませんから、息長く継続的に取り組むという長期的視点と評価が必要であると考えております。
 次に2点目の広報、啓発、教育活動についてでございますが、これまで同様、「広報ふじさわ」やホームページ、出前講座、各種団体に対する疑似体験研修など可能な限りの機会を捉えて心のバリアフリーを訴えてまいります。特にホームページについては、情報のバリアフリー化とともに、情報提供の媒体として、より幅広い活用ができるよう検討をしているところです。
 さて、去る4月12日に、国土交通省が「交通バリアフリー教室」を湘南台駅で開催し、本市では市長を始めとし、福祉健康部と土木部が参加してまいりました。「交通バリアフリー教室」は、障害者擬似体験をするばかりでなく、障害者・高齢者の「まちなか」での移動の、介助方法を学ぶというのが大きな目的です。参加者の公募をかけたところ、市民意識も高く、すぐに定員となりました。
 また、参加者の感想で「手助けしたいが、その方法が分からなくて声をかけるのをためらっていた」という声もありました。
 こうした事から、この「教室」は、心のバリアフリーに繋がる有効な方法との印象を受けたところでございます。そこで、同様な「教室」を関係者の協力を得ながら、本市独自で進めていきたいと考えています。
【再質問】職員の意識改革と長期的対策としては、土木部及び福祉健康部が中心となって、前向きに取り組んで行かれるとの意気込みが感じられましたので、少し長い目で見守らせて頂こうとは思いますが、広報、啓発、教育活動については、一点、具体的に再質問させて頂こうと思います。
 先程のご答弁では、ホームページを情報提供の媒体として幅広い活用が出来るよう検討しているところだとありました。確かに全国的にも、インターネットの普及が急速に進む中で、心のバリアフリーに関する情報をホームページで紹介している自治体が増えてきておりますので、是非、本市でも積極的に推進していって頂きたいと思いますが、つい先日の5月21日に東京の町田市が「心のバリアフリーハンドブック」を作成したとお聞きしまして、早速、町田市福祉総務課にお願いをして何部か送って頂きましたが、中を見ると大変に良くできておりまして、外出先を始め、窓口や、買い物などで困っている人を見かけたときの応対、接遇、手助けなどについて、障害や困難を持つ人の意見を反映して、イラストや写真を使ってわかりやすく紹介がされています。
 このようなものが発行された背景には、町田市では、市民・事業者などで構成する「町田市福祉まちづくり推進協議会」という組織を設けて、全ての市民が地域で安心して暮らせるまちづくりを推進しており、今回のハンドブック作成も町田市福祉まちづくり推進協議会が中心となって実現したとお聞きしております。
 そして、この「町田市福祉まちづくり推進協議会」と藤沢市は全く無縁というわけではなく、推進協議会の会長を務めておられるのが、藤沢市交通バリアフリー化検討委員会の委員長を務められた都立大の秋山哲男教授でありまして、本市のバリアフリー化にも様々な観点から助言を頂いたとお聞きしております。 そこで、お尋ねをいたしますが、先程のご答弁でもあったように、交通バリアフリー教室の参加者の感想で、「手助けしたいが、その方法がわからなくて声を掛けるのをためらっていた」という声を紹介されていましたが、このようなハンドブックがあれば、様々な形で活用がされ、心のバリアフリーを広めることに繋がると思いますが、お考えをお聞かせ頂きたいと思います。
福祉健康部長の答え】心のバリアフリーについては、本市としても重要な課題であると考えており、「交通バリアフリー教室」も独自で実施する方向で検討を進めているところですが、広く市民に周知する方法については、様々な手段があることから、効率性や迅速性なども考慮に入れ検討をさせていただきたいと考えております。
 当面はホームページのあり方や広報紙の中で広く周知できるよう進めていきたいと考えておりますので、ご理解をお願い致します。
【要望】心のバリアフリーに関してハンドブックの作成についてでありますが、効率性や迅速性なども考慮に入れ検討していきたいとのことでした。確かに広く市民に周知する方法としては、ホームページや広報など、いろいろと有るとは思いますが、結局はこのようなハンドブックを作成する方が手っ取り早い、つまり、効率的ではないかと思いますので、前向きにご検討いただきたいと思います。


このウインドウを閉じる


copyright(c) matsushita kenichiro. All rights reserved.