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平成13年12月定例会〈一般質問〉
  「耳マークの設置」について

【質問】心のバリアフリーの観点から、耳の不自由な方に対して筆談で要件に応じることを示す「耳マーク」については、昨年の6月議会で取り上げさせて頂き、早速8月から福祉健康部内の各窓口に県内の自治体としては初めて設置されて以来、市民病院の総合案内や地区福祉窓口のある市民センターなど、徐々にではありますが設置箇所は増えてきてはいるものの、いまだに全庁的な設置には至っておりません。
 前回質問の際にも申し上げましたが、病気や突然の事故、次第に衰えてくる加齢などによって、人生の途中で耳が聞こえなくなったり、聞こえにくくなった方は、生まれつき耳が不自由な聾唖者と違い、言葉を普通に話すことができる為、見た目には判断がつかず、その障害の特徴が理解されにくいといった問題があります。このような方達にとって、この耳マークは、筆談で応じてもらえることを示す、いわゆる安心マークであり、本市のように設置してある窓口とそうでない窓口があると言った状況では、残念ながら安心して気軽に行政機関を訪れることができる状況とはなっておりません。
 因みに、県内の他市における耳マークの設置状況はどうかと言いますと、今年の1月に座間市、3月に海老名市、6月に綾瀬市、7月に秦野市と横須賀市、8月に伊勢原市が、何れも行政内全ての窓口に設置しており、相模原市も来年度から行政内全ての窓口に設置する予定であると聞いております。そしてこれらの市は、おわかりの通り、藤沢市が耳マークを設置したことを受け、心のバリアフリーを進める意味で、より積極的に設置してきているわけであります。以前にも申し上げましたが、耳が不自由な方にとっては、この耳マークがあるだけでホッと安心することができるわけであります。勿論、対応する側にそれなりの準備があった上でのことになりますが、ここでお尋ねを致します。本市の行政内全ての窓口に対して耳マークを設置することに対し、どのようにお考えかお聞かせを頂きたいと思います。

【大谷福祉健康部長の答え】耳のマークは、聞こえないがために、日常生活を送る上で人知れぬ苦労をしております難聴者、中途失聴者の方が発案した、耳の聞こえの悪いことを示す聴覚障害者のシンボルマークです。 このマークの普及の意味は、公共の窓口等を利用しやすいように不便の解消をしたり、聴覚障害者の実態を社会一般が認知し、理解を深めていくこと等とされております。 藤沢市では、この趣旨を理解し普及するため、福祉・保健・医療を中心に、平成12年度に福祉健康部内各課と市民病院の総合相談窓口の15箇所、平成13年度に市民センター及び公民館の13箇所、計28箇所に設置してまいりました。
 また、その他の職場においても、障害者、健常者を問わず、常に相手の立場に立った接遇につとめるよう心がけております。  
 ご指摘の全庁設置につきましては、今後とも聴覚障害者の方々が、安心して市の窓口等をご利用いただけるよう、また市民の方々への普及・啓発の促進ため、設置を全庁に拡大し、安全で安心して暮らせるまちづくりをすすめる考えでおります。  
【再質問】 また、心のバリアフリーの観点から、耳マークの設置については、中途失調難聴者の方々が、安心して窓口を訪れられるよう、また、市民の方々への普及啓発の促進の為、早急に全庁的な設置をして頂けると言うことで、ご理解頂き大変にありがとうございます。  
 ただ、更にもう一歩踏み込んだ取組として、窓口で対応する際に、振動タイプのポケットベルを渡して呼び出したり、「順番が来たらお席まで呼びに行きます」と書いた紙を渡して不安を解消したり、病院におけるカルテや診療伝票、薬の処方箋、或いは貯金通帳などに、「耳マーク」のシールのようなものを貼付ておけば、対応する人が変わってもスムーズに対応されていく事になりますので、今後是非ご検討を頂ければと思いますが、このような取組は行政だけが進めればいいという問題ではなく、社会全体にも広めていく使命が行政にはあると思います。そこで、本市でも行政内全ての窓口に「耳マーク」が設置されることを契機に、市内の銀行や郵便局、また、医療機関などに呼びかけ、積極的に「耳マーク」を設置するよう働き掛けていくようなお考えはあるのかお聞かせを頂きたいと思います。

【大谷福祉健康部長の答え】他の公共機関等への耳のマークの設置につきましては、市の広報紙を通じて、協力をいただけるよう、呼びかけてまいりたいと考えております。

                          

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