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平成13年12月定例会〈一般質問〉
  「市営住宅のエレベーター設置」について

【質問】高齢化社会の急速な進展に伴い、市営住宅に於いても高齢者単独世帯や、高齢者夫婦世帯は今後ますます増加することが推察され、これらの状況に対しては高齢者が安全で快適に住み続けることができるよう、住宅内のバリアフリー化を早急に進める必要がありますが、バリアフリーには、段差の解消や手すりの設置など、それぞれの方々の身体状況に合わせ様々な方策が必要になってきますが、3階や4階に住む高齢者にとって特に深刻な問題は、足腰が弱くなるに連れ苦痛になる階段の上り下りであります。現に私たちがよくご相談を受けるのが、公営住宅の3階以上にお住まいの高齢者の方からの1階への移転についてであります。  
 そこでまず、現在、藤沢市営住宅の中でエレベーターが設置されている住宅は何割くらいあるのか、また、市営住宅に入居されている高齢者の方で、3階以上にお住まいの方はどれくらい居られるのか、また、4階5階における空き家戸数の状況についてお聞かせを頂きたいと思います。  
 そして、エレベーターの設置についてでありますが、本市では現在、ストック活用計画の中で現状の調査・研究を進められているところだとお聞きしておりますが、これまで既存の中高層住宅に外付けでは設置が技術的に難しく、コスト的にも負担が大きいとされてきた「階段室型」のエレベーターについて、今年の4月、全国で初めて静岡市の市営住宅に設置がされました。同エレベーターは、高さ13.5メートル、奥行き2.1メートル、幅2.2メートルの長方形の縦穴の中を昇降するもので、建物の階段の外側に設置され、エレベーターの入り口と3階から5階までの踊り場とが廊下で直結しているもので、工期も大幅に短縮され従来のものよりコストダウンも図られていると聞いております。  
 また、東京都営住宅に於いても、モデル事業として階段室型のエレベーターを設置し、この10月1日から供用が開始されるなど、この他、全国で数多くの自治体が設置計画を具体化してきております。  
 そこでお尋ねいたしますが、本市営住宅へのエレベーター設置等バリアフリー化に対する考え方についてお聞かせを頂きたいと思います。

【杉本土木部長の答え】現在、市営住宅の管理戸数は、借上住宅を含みまして24団地、1,639戸で、このうちエレベータが設置されているものは、10団地、248戸でごさいまして、設置率といたしましては、15.1%です。  
 また、3階以上にお住いの高齢者につきましては、市営住宅の全体の入居者が3,870人でございまして、3階以上に入居している高齢者は、355人です。この内エレベータの設置されていない住宅にお住いの方は、253人で、全体入居者に対する割合は6.5%です。 4、5階における空き家の状況につきましては、12月3日現在で8戸ですが、次回の空き家募集時に入居者を決定いたしてまいります。
 次に、既存市営住宅のエレベータの未設置の住宅につきましては、現在作成中のストック活用計画の中でも整備方針を検討しております。  
 本市の既存の市営住宅は、そのほとんどが階段室型の住宅であり、階段室に直接エレベータを設置することは、完全なバリアフリーにならないこと、すべての階段にエレベータを設置しなければならないこと、又、配置上の問題など諸々のことがございますが、階段室に直接設置していくか、建物を廊下型に改修した上でエレベータを設置していくか検討をしています。         
 なお、県内の他市においても同様に検討中と聞いておりますが、今年、横浜市の上飯田団地において、試験的に、階段室にエレベータを設置した事例もでてきておりますので、調査、研究もしております。
 次に、住宅内部のバリアフリーの考え方でございますが、市といたしましては、平成元年のサンシルバー藤沢住宅から、建設しました住宅につきましては、すべてバリアフリー化されておりまして、特に、1階部分は高齢者向け住宅としての仕様がなされております。 また、 エレベータの設置が敷地形態等の理由から不可能な既存住宅につきましては、1階部分の住宅をバリアフリー化にする改修事業をストック活用計画の中に位置付けてまいりたいと考えております

【再質問】
階段室に直接設置していくか、もしくは、建物を廊下型に改修した上で設置をしていくかと言うことで、何れにしましても設置していくことを前提に検討が進められているわけですが、現実問題として、いつ頃設置していく予定なのか、また、どこの団地に設置していく予定なのか、できればお聞かせを頂きたいと思います。
【杉本土木部長の答え】さきほど答弁のなかで申し上げたとうりストック活用計画の中で検討中ですが、平成14年は、 滝ノ沢の浴室の改修、平成15年は民間借上、平成16年は公団借上を計画しております。予定といたしましては、建設年度が古い古里団地を考えておりまして、市としまして、年度としましては平成17年度から考えております。
【要望】 市営住宅のエレベーター設置につきましては、平成17年度から考えていかれるとの事ですが、総合計画の中で段階的に計画されているその他の事業計画もあろうかと思いますが、入居者の高齢化などを考え、平成17年度とはいわず、技術的にも、また、コスト的にも可能になった段階で計画を進めていっていただきたいと思います。

                          

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