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平成11年6月定例会〈一般質問〉
  「余裕教室転用実施計画の進捗状況と今後の予定について」

【質問】本年より、鵠沼小学校と滝の沢小学校で、余裕教室を児童クラブに転用すると聞いておりますが、現時点における具体的な工事の内容と転用開始の時期についてお尋ねいたします。その際、児童クラブでの転用に、何クラスの教室を使って何名の児童を受け入れていく予定なのかもあわせてお尋ねいたします。また、児童クラブで使用する際は、1階部分を使用するのが望ましいと思いますが、現実は、1階に空き教室がないことも多分に予想されます。さらに授業等への影響がないのか心配されますが、どのように対応されていくのかお尋ねいたします。  
  次に、その他の学校における余裕教室活用の今後の予定についてお伺いたします。長年にわたる関係者の皆様の御努力により、本年より余裕教室の転用が実施されたわけでありますが、もう一方では、現在既存の児童クラブの現状に不満が充満しております。老朽化して外部に音や声が漏れてしまうところ、手狭で居住環境そのものが悪化しているところなど、そういった施設に子どもさんを預けていらっしゃる保護者の方たちから見て、今回の余裕教室の転用計画は明るい希望として受けとめられていることと思います。  
  そこで、本年実施した2校以外の学校で、今後継続的に児童クラブへの転用をするお考えはあるのでしょうか。また、今回初めて学校内における学童保育を実施することになりましたが、一日じゅう学校にいるということで精神的な影響がないのか心配されますが、そういったことに対してどのようにお考えなのか具体的にお答えいただきたいと思います。  
  もう1点は、高齢者の方たちの余裕教室の利用についてであります。本年4月末に、老人福祉センターこぶし荘がオープンいたしました。我が団におきましても昨日視察に行ってまいりました。北部方面の方たちが待望していたということもあり、連日多くの方に利用していただいていて、大変喜ばれているとのことでありました。高齢化社会を迎えるに当たり、こういった充実した施設を設けることは大切なことでありますが、財政上や地理的条件などから、市内にくまなくということは難しいと思います。そうしますと、高齢者の方たちにとっては、遠くの施設に行く際、移動の手段が大きな問題になります。わざわざ遠くの大型施設に行くよりも、身近なところにふれあいの場を提供していくことが重要だと思います。そのような意味からも、小・中学校の余裕教室は大きくクローズアップされてまいります。そこで、高齢者の方に余裕教室を転用して、自由に利用ができないのかについてお尋ねいたします。

【市の答え】 1点目の、鵠沼小学校、滝の沢小学校の余裕教室転用の具体的な工事内容についてお答えをいたします。
  まず、鵠沼小学校につきましては、北棟1階の1教室を転用することとなりました。工事の内容といたしましては、学校と転用する教室の管理区分を明確にするための間仕切り壁、休憩用の畳、キッチン等の新設で、床は塗装をし直すとともに、家庭的雰囲気を出すために照明器具の改修と壁のクロス張りを予定しております。  
  次に、滝の沢小学校につきましては、南棟の2教室を転用するものでございますが、転用する教室の近くに既存のトイレがないということからトイレの新設、あわせて新たに出入り口を設けるものでございます。滝の沢小学校につきましては、2教室を転用するということから、1部屋はプレイルーム的な利用を考えております。その他諸工事につきましては、鵠沼小学校と内容的には同様の工事を予定しております。  オープンでございますが、鵠沼小学校は9月5日に開所式を、滝の沢小学校はそれぞれクラブとの年間行事の関係及び父母会との調整がまだ済んでおりません。これらを行いまして、9月下旬に予定していきたいと考えております。入所児童数につきましては6月1日現在、鵠沼小学校は25人、滝の沢小学校は61人の児童が入所しております。ここにつきましてはオープンの段階で3人の待機児は入所が可能となるものです。  
  2点目の、転用することによって授業への影響はないかとの質問でございますが、各学校とも基本的には1年生あるいは特別指導学級、保健室、特別教室、これらが1階を中心に配置をされております。例えば鵠沼小学校につきましては、転用する教室が現在第2音楽室として使用されております。したがいまして第2音楽室を同じ1階のランチルームに、ランチルームを2階の視聴覚室に、視聴覚室を3階のフリールームに、それぞれ順を追って改修を行うわけでございます。フリールームにつきましては2階にもあるため、今回、3階のフリールームは廃止をするものでございます。このように、2校とも数教室の移動がありますが、校長先生を初め教職員の方々と十分、この配置につきまして検討いたしました結果、このような教室の移動となったもので、通常の授業に影響はないものと考えております。  
  次に、今後の転用に対する考え方でございますが、原則といたしまして、施設の老朽化等によりまして大きな改修を必要とする学校については、このための転用に費用をかけることは基本的には避けるべきであろう、このように考えております。そして、現在市内には青少年協会で運営しております児童クラブは30施設ございまして、中には施設の老朽化、狭隘となっている施設もございます。このような状況の中で余裕教室のある学校と転用したいと思う児童クラブの条件が一致をしているところが現状ではございません。そういう意味では、児童クラブへの転用は現在のところ計画としてはございません。なお、余裕教室の転用とは異なりますが、本来の学校目的といたしまして、大庭小学校の余裕教室のうち2教室を今年度ことばの教室に改修する予定でございます。  
  2点目の、学校に児童クラブをつくることでの児童の心理的影響でございますが、今回の転用検討に当たりまして、既に児童クラブとして転用いたしております大和市の学校に直接お伺いをいたしました。校長先生、指導員の方々との意見交換を持つ中で、大和市におきましては当初は児童の気持ちの切りかえができるかどうか一番心配であった、このようなことですが、実際開所をしてみると完全に学校生活とは気持ちを切りかえて児童クラブに通所をしてくる、このようなお話をお伺いしております。今回の転用につきましては、それらの意見を参考に、壁のクロス張り、照明の工夫をいたしまして、学校の延長というイメージを極力なくし、家庭的雰囲気を出すようにいたしました。そういう意味では気持ちの切りかえができるようになっているだろう、このように思っております。  
  次に、3点目の、高齢者の方の余裕教室の利用でございますが、現在本市では市内13公民館におきまして高齢者を対象とした講座を各公民館ごとに年8回から24回、開催をしております。内容は、健康づくりや仲間づくり、趣味や教養を高めることを目的としたものでございます。その中には、小学校の体育館や教室を利用し、主に小学校3年生と地域の方との交流を図り、紙風船、竹とんぼ、メンコづくりなど、昔からの伝統、伝承遊びなどの講座も含まれております。しかしながら、御質問の余裕教室を利用し、高齢者の方々が自由にサークル的な内容で使用するということは、学校側にとりまして利用時間の問題、出入り口の問題、授業中教室の前の廊下を通らなければならない、このような条件で本来の学校の授業に支障が出るということも考えられるため、現在はそのような使われ方はいたしておりません。今後、このような要望が具体的にあった場合、学校とも使用につきまして十分協議を行い、検討をしていきたい、このように考えております。
【再質問】
余裕教室の今後の予定についてですが、この中で学校施設内での学童保育への配慮について、家庭的な雰囲気づくりに心を配るとありましたが、せっかく学校施設内での児童クラブですので、校庭や体育館を子どもたちが自由に遊べる空間として使用できるよう御検討はしていただけないでしょうか、お尋ねいたします。  
  次に、高齢者の方の余裕教室の利用についてですが、現在、公民館主催による講座の中で、主に小学校3年生と地域の方との交流を図りながら、昔からの遊びや伝統、伝承等の講座で利用されていると御説明がありましたが、とてもすばらしいことだと思います。しかし残念ながら、この他の内容での利用はなかったようですが、公民館主体の講座はさまざまありますので、今後、高齢者中心の講座内容でも、公民館より申し出があれば積極的に活用していくお考えはお持ちでしょうか、お聞かせ願います。さらに、今後導入されてくる介護保険との関係から、デイサービスなどの福祉施設的利用の予定についても、そのお考えをお尋ねいたします

【市の答え】 余裕教室を運営するに当たりまして学校の施設利用ということでございますが、私どもとしましては、初めて今回転用を実施いたします。運営の内容につきましては、十分学校側との調整を実施させていただきました。校庭の利用の場合には地域のスポーツ少年団等、いろいろお使いになっている団体もございます。そういう場合には中庭を使うとか、あるいは使用していないときには全面的に開放していただけるとかいうようなお話をいただいておりますので、そういう点では自由に利用ができるだろう、このように考えております。  
  それから、公民館的利用でございますが、先ほどもちょっとお話をいたしました、授業中の利用については幾つか条件をクリアいたしませんと利用できないのではないかというふうに思っています。しかし、公民館側の具体的な行う事業の内容、これは音であるとか道具の持ち込みであるとか、事業の内容によりまして異なるとは思うのですけれども、それらの条件を学校側と十分調整させていただきながら、基本的には開放をなるべく進めていきたいと考えております。  
  それから、福祉的利用でございますが、これらの介護保険が進行するに伴いまして、福祉とも十分な調整をさせていただきたいと思いますが、デイサービスの利用であるとか待機児対策とか、いろいろ方策はあるのではないかと思っています。ただこれは福祉との十分な協議が必要になってまいりますので、それらを十分行いながら今後検討をさせていただきたいと考えております。

                             

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