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平成22年9月定例会〈一般質問〉
  「いじめ」について

【質問】平成20年度、本市でいじめを認知した学校数と件数は、小学校では35校中11校において合計33件のいじめが認知され、中学校では19校中16校において合計103件のいじめが認知されるなど、認知件数では、ほぼ前年度と同様の結果となりましたが、学校数では、小学校が平成18年18校、19年15校、そして20年が11校と年々減少低下傾向にあり、中学校でも、平成18年・19年は共に19校中すべての学校でいじめが認知されている中、20年度は初めて16校に低下したことは、大いに評価すべき点だと感じております。  

 そこで、はじめに今回の調査結果における本市のいじめについての現状と要因分析についてお聞かせいただきたい。

【教育総務部長答弁】平成21年度のいじめを認知した学校数と件数でございますが、小学校では35校中9校において合計15件、中学校では19校中15校において合計105件のいじめが認知されました。前年度に比べ16件、減少しております。

 いじめを主な態様別に見てみますと、冷やかし・からかい・悪口・脅し文句等のことばによるいじめが91件で最も多く、仲間外れや無視が28件、遊ぶふりをして叩く・蹴るなどの軽い暴力が17件、パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷やいやなことをされる 7件、ひどい暴力 6件などとなっており、平成20年度とほぼ同様の傾向でございます。

 これらのいじめについては、児童生徒どうしが日常生活の中でお互いの人権を尊重することや上手にコミュニケーションをとることができず、そのため人間関係づくりがなかなかうまくいかないことが原因であると考えております。

【質問】「いじめ」について、平成21年度は、小学校では前年の33件から15件へと減少したものの、中学校では前年の103件から105件のほぼ横ばいという結果になっていますが、いじめはどの子にも起こり得る問題として捉え、いじめの表面化していない部分や日常的な実態把握をするための取り組みとして、「アンケート調査」や「個別面談」により、いじめの早期発見や早期解決につなげることも必要だと思いますが、本市ではどの程度実施されているのかお聞かせいただきたい。
【教育総務部長答弁】いじめの早期発見や早期解決のための「アンケート調査」についてですが、実施した小学校は35校中7校、中学校では19校中11校でございます。  

 また、「個別面談」につきましては、実施した小学校は35校中11校、中学校では19校中18校でございます。

【質問いじめ防止策について、平成22年度の施政方針では、「いじめの未然防止、安心できる学校及び学級づくりのため、いじめ防止プログラムの実施を中学校4校から8校に拡大し、各学校に生徒同士が支え合うスクールバディ活動を広め、学校からいじめの傍観者がいなくなるよう学校を支援します。」とありましたが、いじめ防止プログラム実施校の取り組み状況と今後の展開についてお聞かせ頂きたい。

【教育総務部長答弁】いじめの未然防止、安心できる学校及び学級づくりのための「いじめ防止プログラム」の実施状況ですが、今年度は、継続校である村岡中、湘洋中、御所見中、片瀬中に新規校として湘南台中、大庭中、高浜中、鵠沼小を加えた7中学校、1小学校の合計8校で実施をいたします。  

 これまでは、中学校を対象に実施してきましたが、いじめ防止に対する意識付けをより早い段階から実施することで、いじめの発生抑制に、より効果が期待できるかどうかを検証するため、モデルケースとして、鵠沼小学校の6年生を対象に実施することになりました。  

 実施校の取り組みですが、いじめ防止プログラムの実施後、有志の生徒によるスクールバディが、生徒同士による支え合いの活動として、いじめを未然に防ぐための様々な企画を考え、情報の発信を行い、学校からいじめの傍観者をなくすための活動を行っております。  

 一例を挙げれば、「バディールームを設置し、生徒同士で相談にのっている」「目安箱を作り、いじめに関する意見を集める」「いじめをテーマにしたミュージカルを作り、文化祭などで発表する」など、各学校毎に様々な取り組みを行っております。  

 こうした各学校毎の活動に加え、12月には、各学校のバディたちが一堂に会し、それぞれのバディ活動内容を紹介し、お互いに意見交換を行う「スクールバディ・サミット」が、昨年に引き続き、開催することが予定されています。

 今後は、小学校での効果も検証しながら、いじめ防止プログラムの実施校を段階的に増やし、スクールバディ活動が、教員や保護者、地域にまで広がることにより、いじめを許さない学校づくりを目指してまいりたいと考えております。

【質問ネットいじめの温床とも指摘されるインターネット上の悪質な「学校非公式サイト」いわゆる「学校裏サイト」は、根拠のない誹謗・中傷、氏名・住所・電話番号などの個人情報の流布問題など、大きな社会問題でもあります。

 そこで、本市が昨年度行った調査では、本市において学校裏サイトを把握している小学校は8.8%、中学校は38.9%と、前年度に比べ減少していましたが、現状における学校裏サイトの把握状況はどのようになっているのか、具体的な被害状況と併せてお聞かせいただきたい。

【教育総務部長答弁】「学校裏サイトへの対応と現状について」ですが、学校が把握した学校裏サイトにつきましては、教職員が、サイト管理者への削除要請を行うとともに、書き込みをした児童生徒・保護者の指導を行っております。

 また、被害者本人及び保護者のケア等も丁寧に行っております。さらに、授業において児童生徒に情報モラルについて指導する等、未然防止についても継続的に取り組んでおります。  

 今年度の調査では、本市において学校裏サイトを把握している小学校は5.7%、、中学校は、31.6%と昨年に比べ、減少しております。  

 具体的な被害状況については、携帯電話の掲示板等に悪口を書かれたというものがございました。その際には学校が実際にサイトを確かめ、削除依頼をサイト管理者に対して行うとともに携帯電話の適切な使い方を生徒に対して指導しております。

【質問学校裏サイトの大半が携帯電話の掲示板などで、パソコンからは簡単にアクセスできないものも多く、学校単独では発見は難しいされています。

 本市では、学校裏サイトを監視している民間団体に会員登録して、教育委員会において定期的にサイトの状況を把握されていると聞いておりますが、日増しに巧妙になっていく裏サイトに対し、更に監視力の強化が必要ではないかと考えますが、ご見解をお聞かせいただきたい。

【教育総務部長答弁】「学校裏サイトの監視力の強化が必要ではないか」についてですが、教育委員会において定期的にサイトの状況を把握するだけでなく、今年度より業者から派遣されているパソコンのサポート担当者が学校巡回する際に市内小中学校の学校裏サイトの状況を把握するという取り組みを進めており、裏サイトに対し、監視の強化を図っております。

【要望学校裏サイトの状況について、本市の調査では年々少しずつ減少しているといったご答弁もあり、今年度からは、パソコンのサポート担当者が学校巡回をする際に裏サイトの状況を把握して監視の強化を図っているというご答弁でありましたが、果たして本当に裏サイトが減少傾向にあるのか、裏を返せば、更に巧妙な手口で発見しづらくなっているのではないか、また、パソコンのサポート担当者によって高い確率で把握ができるのかといった点も今後十分に検証していく必要があると思います。  

 因みに、今年の6月に「学校裏サイト」を監視するため、「うざい」「きもい」など184の「誹謗中傷語」が一定数を超すと、サイト上に「レッドカード」と表示し、教育委員会などにも自動的に通報するシステムを京都府立大学の研究グループが開発したという報道がありました。京都市では「うまく運用できれば、全国の自治体にも広めたい」としています。  

 このように全国的にも「裏サイト対策」への取り組みが広がりを見せておりますので、本市としても、常に情報を精査していく中で、今後も引き続き監視の強化を図るよう要望いたします。


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