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平成22年9月定例会〈一般質問〉
  「暴力行為」について

【質問】平成21年度に全国の小中高校が把握した学校内外での児童・生徒による暴力行為の件数は4年連続で増加し、現在の方式で調査を取り始めた平成18年度以降、過去最高に上ることが、文部科学省の問題行動調査で分かりました。  

 そこで、本市における暴力行為については、昨年度(平成20年)の調査結果では、対教師暴力が13件、生徒間暴力が62件、対人暴力が1件、器物破損が78件の計154件となり、平成19年度より31件の減少となりましたが、平成14年度には68件だったものが、5年後の平成19年度には185件へと一気に増加し、平成20年度は若干減少したものの、本市においても暴力行為は極めて深刻な状況にあると言えます。

 そこでまず初めに、平成21年度における本市の暴力行為についての調査結果と教育委員会の分析をお聞かせいただきたい。

【教育総務部長答弁】本市の「暴力行為」実態と分析についてお答えします。はじめに、平成21年度の暴力行為の件数と内訳でございますが、対教師暴力が24件、生徒間暴力が49件、対人暴力が12件、器物破損が98件の計183件となり、平成20年度より29件の増加となっています。  

 その内訳といたしましては、対教師暴力が11件、対人暴力が11件、器物破損が20件増加しており、生徒間暴力が13件の減少となっており、自分の感情をコントロールできない特定の生徒が繰り返し暴力を振るったり、器物を破損させてしまったためであると考えております。

【質問】県教育委員会の発表によれば、県内で2009年度に把握された暴力行為は5年ぶりに減少したとしていますが、これは高等学校での暴力行為が大幅に減少したことによるもので、依然として小中学校は高い数値で推移をしており、本市の場合も昨年より29件の増加で、特に器物損壊は20件増の98件となり、暴力行為は減少傾向にないことを示しております。

 また、県教委は今回の調査から年間5回以上暴力を繰り返す児童・生徒数の把握を調査項目に加えており、その結果、小学校では58人が469件の暴力行為、中学校では156人が1396件の暴力行為を起こしており、小学校で起きた暴力行為全体の36.1%、中学校では20.8%を占めるという調査結果を公表しています。  

 そこで、本市における年間5回以上暴力を繰り返す児童・生徒の状況と県内他市と比較した調査結果並びに原因の分析についてお聞かせいただきたい。
【教育総務部長答弁】本市における年間5回以上暴力行為を繰り返す児童・生徒は小・中学校を併せて3人でございます。近隣市町では全くいない市町もございますが、多い所では8人となっております。  

 原因についてですが、問題行動を起こした児童生徒に対して教師が注意したときに自分の感情が抑えられずにカッとして暴力を振るったものが多いといえます。また、家族関係の中でのストレスや葛藤が大きく影響していることも調査結果から読み取れます。

【質問暴力を繰り返す児童・生徒の要因として、カッとして暴力を振るったり、ストレスなどが大きく影響しているという分析をお聞きしましたが、文部科学省でも、感情のコントロールがきかない子が増加傾向にあり、忍耐力や自己表現力、また、人間関係を築く力が低下するなどといった「コミュニケーション能力の不足」を指摘しており、県教委でも規範意識やコミュニケーション能力の欠如とともに、家庭での養育放棄や虐待の可能性もあるとみているようであります。   

 そこで、本市では暴力行為をおこす児童・生徒への指導をはじめ、どのような対応が求められているとお考えかお聞かせを頂きたい。

【教育長答弁】暴力行為をおこす児童・生徒に対しては毅然とした態度で厳しく指導し、問題解決の方法を理解させるとともに、その背景にある心の問題については児童・生徒に寄り添うような共感的理解が必要であると考えます。  

 また、暴力行為が発生した際には、教師同士が指導チームを組んで対応に当たることが重要であり、必要に応じて警察や児童相談所等の関係機関との連携も欠かせないと考えます。  

 さらに、未然防止に向け、教師と児童生徒、また生徒同士のより良い人間関係づくり、支援を必要とする児童生徒への適切な対応、日常的な校内の見回りなどの協力体制づくり、関係機関との連携、教育相談体制の充実等を図ることが大切であると考えております。

【要望今後の対応として、支援を必要とする児童生徒への適切な対応をはじめ、関係機関との連携、教育相談体制の充実等を図ることが必要であるというご答弁もありましたが、関係機関との連携にあたっては、特に保健福祉部門、或いは医療の分野とも連携を強化して充実を図るよう要望を致します。


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