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平成19年6例会〈一般質問〉
  「視聴覚障害者の災害時安否確認について」

【質問】ここまで、災害時要援護者の避難支援策についてお尋ねをしてきましたが、災害時要援護者の方たちは、災害が発生した場合、情報把握、避難、生活の確保などの活動を、的確かつ迅速に行うことが困難な立場に置かれてしまいます。

 また、その中でも、聴覚障害の方、あるいは視覚障害の方々は、行動弱者でありなおかつ情報弱者であるという、災害時には大変大きなハンディを背負っていることになります。  

 このことは、阪神淡路大震災を始めとした大規模災害における大きな教訓であり、新潟県中越地震の際にも、避難所における名簿記入の呼びかけが声により行なわれた為に、避難していた聴覚障害者が名簿に記入する必要性を理解できず、数週間にわたって“行方不明”扱いとなってしまい、関係者が捜索するという事例も起こるなど、視聴覚障害者の安否確認は課題の一つとされています。  

 そこで、東海地震による危険が予測される静岡県では、災害時要援護者支援策として、災害時の情報保障に重点をおいた対策を進めており、今年から、視聴覚障害者を対象に携帯電話のメールを活用した災害時の安否確認システムを導入しています。  

 このシステムは、あらかじめ登録した聴覚障害者にはメールで安否確認を行うと共に、視覚障害者にはメールを音読する機能で対応し安否確認を行い、併せて避難先の確認も行うことで、その後の適切な支援に役立たせようとしております。  

 また、普段は登録者に対して地震情報のほか気象警報や台風情報などが配信され、登録者は、日頃から危機管理意識を高めながら、緊急時にはいち早い対応も可能となり、視覚・聴覚障害者の方々からは、このシステムに大きな期待が寄せられていると聞いております。  

 そこで、本市においても既に「防犯対策システム」等、携帯メールを使った情報発信に取り組まれていますが、視聴覚障害者を災害から守るため、携帯メールを活用した安否確認システムの導入について、どのようにお考えかお聞かせを頂きたいと思います。
【副市長答弁】災害発生直後は、視覚・聴覚障害者の方々が必要とする情報が不足しがちであり、特に災害時の要援護者につきましては、必要以上の不安や混乱を生ずることが想定されますので、テレビや、ラジオ等からの情報のほか、地域の情報発信でありますケーブルテレビやFMラジオなどからの的確な情報提供が大変重要になると考えられます。  

 情報提供の方法といたしましては、高齢者、視覚・聴覚障害者等に配慮し、広報紙や音声による地域情報の他、点字や臨時情報紙による掲示等、多面的な情報提供を行う必要があると考えております。  

 ご質問の視覚・聴覚障害者への支援についてですが、当面、音声や点字による情報伝達や文字ボードへの記入等、文字・絵図等を活用した情報伝達のほか、手話通訳者等の協力体制の整備を進めてまいりたいと考えておりますが、ご質問の携帯メールで安否確認を行うシステムの導入につきましては、可能性の研究はしてまいりますが、当面の間、既に市で提供しております各種情報を有効に活用していただければと考えております。


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